昨年11月の記事では、90を超えた母が一人で暮らす実家に、週に数回、すぐに食べられるものを届けたり、高齢者の見守りを兼ねたお弁当の宅配を頼んだ。。ところまでをご紹介していました。
あれから、怒涛のように母のQOLも生活状況も変化しました。

結論から言うと、母は今、老健に入所しています。もう3ヶ月になろうとしています。
あんなに家族以外の介入を拒んでいた母でしたが、今年の春頃、一人でふらふらと家を出て、しばらく行方不明に。
近くに住む叔母が、母が家にいないことに気づき、私に電話を。私は仕事中だったので、たまたま家にいた夫が実家に行くと、ホントにいない。玄関の鍵もかけず、でも杖もいつも履いている靴もなかった。
自転車で近場を回ったが見つからず、交番に行くと、お巡りさんがおらず、交番の電話を使って、母がいなくなったことを伝えたところ、少しして母は頭に怪我をして、とある駐車場で倒れていて、救急車で病院に運ばれたと。夫が急いで病院に行くと、母は頭に包帯は巻いているものの、車椅子に座って、夫に「迷惑かけちゃって、ごめんね。」と言ったそうです。そのまま1ヶ月ほど入院し、病院のワーカーさんのご尽力で、老健に移ったのでした。
今の母は、もう自分でも一人暮らしは無理だとわかっているし、上げ膳据え膳の今の生活を満喫、とまではいかないかもしれませんが、元気に過ごしているようです。
今は、終の住処となる特養の入所が決まるのを待っています。
高齢者はほんの数ヶ月で、劇的に状況が変わることを学びました。

写真は長野 善光寺