信用保証料とは??

中小企業・小規模事業者の方の信用保証委託に応ずる対価です。

つまり借入を行う際に信用保証料を支払っている場合に返済が滞った場合には信用保証協会が一旦立替払いするための保証料の支払です。

 

保険との違いは??

「信用保証料」は保険料ではありません。したがって信用保証協会による代位弁済が行われた後は、中小企業・小規模事業者の方から信用保証協会へ弁済が必要となります。

つまり一旦信用保証協会が金融機関に立替払いをしますが、債務者は返済が不要になるわけではないということです。

 

信用保証料の会計処理は??

信用保証料は、「保証期間」が定められており、保証期間中は、全期間にわたり保証協会が保証してくれるため、契約時点で役務の提供は完結せず、「保証期間にわたって継続的に役務提供は行われている」と考えられます。

中小企業会計指針でも、前払費用の例示として保証料を挙げられています(中小指針30)。

 

具体的には??

具体的に以下の例で話を進めます。

令和5年  100,000円保証料支払(令和5年~9年までの5年間分)

 

令和5年仕訳  前払費用 100,000円  預金  100,000円

        支払利息  20,000円  前払費用 20,000円

 

令和6年仕訳  支払利息 20,000円  前払費用  20,000円

 

という形です。

支払利息の部分は場合によって「保証料」など支払利息とは分けて勘定科目を設定する場合もあります。