先月のことですが、上野でやっていた「大吉原展」に友達といってきました。
序盤から売春を美化している!と批判があったこの展示。
でも監修している人はジェンダーの第一人者。それは駄目なことだという前提があっての展示であったのに、その認識が社会的に育っていなかったというのはなぁ。
友達と根強い問題だね。と話しながら回りました。
内容はよく作られていて歴史、構成見事でした。
1階で歴史、構造、生活を頭に入れて、2階では吉原の建物を模した展示。3時間では回れません
花魁道中。
むしろ吉原が解体されてからそこに居る女性たちは社会的地位が下がり、軽視され始めたと、この展示で初めて知りました。
売られ、帰る所も頼る所もない彼女たちはそこに止まるしかなかったのに。
社会的弱者はいつの時代もこうやって作られてゆくのだなぁ。
風俗も、争いも、差別も。
直視したくない歴史を扱わなくなってしまうと繰り返すのだよ。人間は。
そこで生まれた教訓も、雅な文化も残してゆかねばむしろ蔑ろにしている気がします。
だからこそ私はこの展示会には意味があったと思うのです。
ショップで、葉書と刺繍ミラーをゲット
ミラーとても素敵だけど、化粧ポーチに入れて汚れたらどうしよ。と、使えてません