昨日は笹井さん、久しぶりの出社のため、朝から弁当作り。

煮卵・きんぴら・チンゲン菜の炒め物・たらこ。と冷蔵庫にあるものを詰める。

台所で作業をしていると、ななちゃんもつられて起き出しはいはいしながら足元にしがみつく。

朝は機嫌がよろしいようで。

一緒にななちゃんの離乳食もつくる。

離乳食はたいがいまとめて作ってキューブ状にして冷凍してある。

湯をかけてレンチンなので手間ではない。

5月よりクールビズでネクタイをしなくていいらしく、笹井さんは涼やかな印象。出社がめんどくさいのか、顔からは生気が抜けている。

午前中は家事をしたり、ななちゃんと遊んだり。最近午前中のお昼寝をしない時がある。

それでもご機嫌だからいいとする。

ななちゃんの最近のブームは私のメガネとスマホを奪うこと。私から取り上げた時の満面の笑みなんなの?

私は視力がめちゃ悪く、メガネがないと生活できない。

なので生贄としてスペアのメガネを差し出す。ななちゃん、暫くはそれで遊ぶが、やっぱり私がかけているメガネを奪いに来る。

いつかアカンなる気がするのでコロナの自粛が終わり一番にすることはメガネ屋でメガネを新調することだろう。

 

笹井さんがいないと昼食も適当である。

煮卵・ごはん・きんぴらをタッパーにぶち込んで昼食。

ななちゃんは、おかゆ・ネギ入り入り卵・バナナ・チンゲン菜。

どうやら卵アレルギーではないようでホッとする。

ななちゃんが微睡み始めると、私のターンである。

アマプラで目を付けていたドキュメンタリーを観る。

「一人っ子の国」

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中国の一人っ子政策の事態に迫った衝撃的な内容のドキュメンタリーだった。

 

人口爆発を抑えるための国策の発端・過程・結果を追った骨太な番組だ。

刺激的な場面も多く、子供を持った私としてはゾッとするような内容でもあった。

一家庭に子供は1人。2人目は産まれてはいけない。

2人目が産まれた時の罰則や罰金・強制的に堕胎させられる女性・人身売買。

1人目が男の子だったら家が存続するが、女の子の場合は家がなくなってしまう。

だから女児が産まれたら捨てられたり売られたりする。

河原のごみと一緒に、産業廃棄物と書かれたビニール袋の中に入っている胎児の写真は本当に衝撃だった。

中絶をした産婦人科は国の役に当時はなっていた。自分の誇りだ。という。もう一人の産婦人科は嫌がる妊婦を中絶させ続けたことを悔やみ以降不妊治療の婦人科を立ち上げる。

善悪なんて時代により変わるもの。わかってはいるがやるせない。

 

この政策は勿論中国でのことだけれども、果たしてこの成り行きは「他人事」なのだろうか?

 

国を健全に回すことと、個人の幸福は必ずしも、イコールではない。

しかし、国策の良し悪しは事後でしかわからないものだ。

それでも私たちは国家の元で生きるしかない。どこの国籍にも分類されたくありませんと透明人間になることなんてできない。

政治に関心を持ち、選挙に参加して国政を見ていないと、いつの間にか人がないがしろにされても問題ないというような状況になりかねないと思う。

最近のマスコミやつぶやき処の「よくわからないからトップを批判しておけばOK」みたいな風潮もどうかと思うし、「給付金」とかの国の金は結局自分たちの金であるということも理解しておかなければいけないと思う。

 

なんてことを考えながら。

帰宅した笹井さんと夕食を食べながら一人っ子政策についておしゃべり。

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汁なし担々麺。

餡がうまくできた。