月曜日。
ロールパンにヨーグルト。最近の朝食はいつもこんな感じ。
職場で他の部署がポットの湯使っているから注意してくれと言われた。
あの部署の為にお湯を沸かしたわけではないらしい。
お湯に所有権があったなんて知らなかった。
「お互い様」という精神がない人が多いと感じる世の中。
春の嵐の如く、帰りには大雨。
長靴が役に立たない。薬丸岳の「虚無」を昼休みに読んでいたのでそのことを考えながら帰路つく。帰ったら玄関から新聞紙が敷き詰められていた。
「ひどい目にあったね」とタオルを手渡してくれた笹井さんに癒される。
夕食は笹井さんが作ってくれた麻婆豆腐とワンタンと鱈スープ。温まりました。
アマゾンプライムで「新少林寺」を観る。ジャッキー=チェン・アンディー=ラウ・ニコラス=ツェーが出演していてうっとりしていた。ニコラス、大人になったなー。
ちょっと尻すぼみ感があったけれど、カンフー映画として映像と音楽がなかなか盛大で少林寺感出していて私としては満足。
火曜日。
ひたすらトラブル発生。同僚も上司もクレームから逃げるし、対応を殆ど私がする。
支店のクレームを言いまくるお客さん。「上司を呼べ」というが、上司はいないと言えと。
「会いたくないと申しております。」ととっても言いたかったけれど、そこは社会人なので言わない。また、契約内容が違う・相続の戸籍足りない・工事の調整をしてほしい・請求書が届いていないなどなど。見事やり遂げ定時にしっかり帰れる自分を褒めてあげたい。今日ばかりは。
夕飯はカレーとサラダ・キャベツのスープ。食後ジムで水泳を少しして風呂に入り帰宅。
水曜日。
流石に悪いと思ったのか、課長に注意されたのか、今日は上司も働いていた。
行政の監査があったので食事の用意にお茶出し。
会議資料の作成と他機関からの予定の調整と記録を同時進行していて、決算期の業者の対応電話もそろそろし始める。これから本決算に人事異動が控えている。手を止めている暇はない。のにとなりの社員は「暇なので何か仕事ください」と私に行ってくるので仕事を渡すと「それはしたくない」というので会議資料をホチキスでとめるという仕事を任せる。
そして部数が合わなくて結局やり直し。・・・・ああ、もう。と思うが笑顔で乗り切る。
夕食は笹井さんが筍ごはんが食べたいというので、筍の炊き込みご飯と厚揚げと鶏のニンニク煮込み・サツマイモの甘露煮・水菜の味噌汁。
DVDで「スイス・アーミーマン」を観る。ハリポタのダニエル=ラドクリフがまさかの死体役。
ぶっ飛んだ内容なのになぜかしんみりさせられ、色んな意味で「何この映画」という感じだった。ほぼいい意味で。映像がとても独特でとても綺麗だし、下ネタも自虐ネタも多いのにネガティブな主人公の気持ちにとっても共感してしまう。生きづらさを感じるなかでもそんな自分を肯定してくれる人が1人でもいるのであれば人は前を向いていけるのだ。
木曜日。
隣の社員と「だるいね。」「帰りたいね。」と言い合い、昨日見た映画の話をしながら仕事をする。他の人が「コピー機が動かない」というので皆であれこれするが、とうとううんともすんとも言わなくなった。上に「みんなで壊しました」と報告している同僚に皆笑いが止まらなくてかなわないwww
夕食はチンジャオロースに中華風玉子スープ・トマトとザーサイのサラダ。
ジムで5キロ走る。
金曜日。
社長に呼び出され、「退職を考え直してくれないか」と言われる。
社長はとても私を評価してくれているので申し訳ないが、もう一度頭を下げる。
夕食はお餅パーティー・色んなものを餅にのせて食べる。
レイトショーで「シェイプ・オブ・ウォーター」を観る。アカデミー賞。表題ともにいいな。
一言では言えない様々な要素が含まれた良作だ。むしろ批判する方が難しい。
監督が政治的映画でもあるというのはなんとなくわかる。現体制へのマイノリティーからの反撃ともいうべきか。
強者と弱者・物質的と精神的など対比がしっかりしているのでわかりやすいが、あけすけでないのは既に「怪物」という突飛な存在を前提として物語が進んでいるからなのか。
おとぎ話のようなロマンティックにひかれるのに「本当」のモンスターの存在が私は怖くて私はこの作品は一種の「ホラー映画」なのではないかとも思った。
映像が終始美しく冷戦時代の音楽が効果的で素晴らしい世界観だと思う。
上手く感想がまとまらないのでいつか単体で記事を書くかもしれない。印象的な作品だ。
笹井さんも感動していてしばらくこの話ばかりしそう。