渋谷西武で開催されていた
THE SAPEUR 写真展。
笹井さんが行きたいと言ってたので一緒にデートです。
サプールというのはコンゴ共和国で伝承されるファッション文化のことです。
彼らは世界一見栄っ張りでおしゃれなジェントルマンと言わるファッショニスタ集団なのです。
というのもコンゴはその昔フランスの植民地となった政治的背景があり、現在平均月収3万円という貧困な経済状況の国です。
そんな彼らが給与の何倍もするブランド物のスーツを身に着け街を闊歩する。
ど派手なスーツを身にまとった彼らはとっても人気者とのこと。
堂々と歩く姿と鮮やかなスーツが似合っています。
サプールには女性もいて、女性も彼らと同じようなスーツを身にまといます。
女性だからスカート、とかそういうのもない平等さ。
そこに存在するのは彼らの粋なマインド
「リスペクト」「優しさ」「平和」
無駄な争いごとで服を汚したりしないのが彼ら。
支配するされるではなく、受け入れ変化させ独自の素晴らしい文化を作った彼ら。今でも賛否両論ある中で彼らの哲学には人生を豊かに生きるヒントが沢山ありました。
何よりも彼らの笑顔。本当に素敵。
エレガントな装いこそ人生のすべて。という彼らの姿は人生を実に楽しんでいるという感じがしました。
私は恥ずかしながらファッションにはあまり興味がなく、着飾ることが苦手なのですが、彼らの哲学と現実の写真を眺め自分の小ささを感じました。
素敵な写真展でした。