最近、日が暮れるのが早くて、会社を出るころにはとっぷりと暗くなっている。
定時で上がってもこの暗さ。歩いていると少し寂しくなるけれど、そのうち夕飯の支度ことや、そのあとの自由な時間のことを考えて
なんとも楽しくなってくるのでこの歩いている時間は結構好きな時間でもある。
それはそうと、約一年履いていたパンプスが改めて見るとボロボロになっていた。
道理で最近足が疲れるわけだ。中敷は足の指の形に削れ、表面の合皮のところは所々剥がれている。
ヒールは斜めに磨り減り、ストラップは切れかかっている。
お洒落は足元からと言うが、元来お洒落よりも機能性を重視しがちな私なので、こんなになるまで気付かなかった。
しかしながら、気付いてしまったからにはなんとなく恥ずかしくなる。
私の足元なんぞ誰も見てはいないのにもじもじとした一週間となった。
金曜になって、ボロボロのパンプスと帰宅して、笹井さんに頑張ったパンプスを見せながら、だから週末はパンプスを買いに行くの。
と熱弁をする。使い古したものを見せびらかす。貧乏人にはよくあること(笑)
夕食後、二人で本屋へ行き、私はユニクロでフリースの上下セットを1900円で購入。冬のパジャマGET。
21時からの映画「ジョン・ウィック」も観に行く。
「マトリックス」のスタッフが手掛けるキアヌリーブス主演のアクション映画。
キアヌのための作品、キアヌにしかできないキャラクターだと思った。
ガンアクションとカンフーを取り入れた「ガン・フー」なるももの使い手。という子供心をくすぐり、
たまたま怒らせた相手はマフィアも恐れる殺し屋を消す殺し屋だった。というニクイ設定。
B級映画好きにはたまらん映画。
復讐の仕方がね、しつこいし、容赦ない。
華麗なアクションとではなく、生々しいリアルなアクション。これもまた良い。
キアヌがね、満身創痍でぶっこんでいく戦闘スタイルは、確かにマフィアも恐れる。し、終盤マフィアの方がかわいそうになってきた(笑)
そしてガンガンのぶつかりアクションのBGMが終始ハードなロックミュージック。
これでもかという男臭さでベタで雑な設定も、それを楽しんでこその映画なんだよね。
ラストシーンとかもう、笑っちゃう。スタッフ全員が続編作りたいです!って感じで新たなヒーロー登場?
ただ、万人受けはしない作品。
ひたすら人が死んでゆくし、スピード感がない。こういう世界観を面白がって観れる人向き。
でも、映画はこういうのがなくちゃ。ロマンとダンディーとアクション。そしてかっくいー車!
深夜2時まで笹井さんと「ジョン・ウィック」の話をしていつの間にか眠ってるというレイトショーのパターン。
金曜日だもの。