連日レイトショーで観に行きました(笑)
だって気になるんだもん!
宮部みゆきの長編ミステリーの映画化。
これ、文庫にして6巻もある(単行本では3冊)超長編小説。2部作にする必要性がわかります。
私は原作は読んでないのですが、結構入り込んでしまいました。
ストーリーは
クリスマスの夜、一人の中学生が学校の屋上から転落死をした。
警察からは自殺と断定されるが、
その後、告発文が届く。
マスコミは騒ぎ、教師や大人たちは隠蔽しようとする中、また一人死者が・・・・。
そのなか、生徒たちは真実を明らかにしようと、学校裁判を行う・・・。
この物語は大人になってしまった私たちのほうが響くのかもしれない。
人をいじめ、傷つけることでしか救われない者。
いじめを見て見ぬふりをしている者。
消えてしまいたいという衝動とそれでも生きてゆくという思いが大人になり切れない少年少女の中でグラグラと揺れる。
そこで見つけたのが「学校裁判」という、真実を知るための方法。
それは人を裁くためではなく、ただ、本当のことを知りたいという思いだけ。
その正義感は真っ直ぐすぎて痛々しい。でも、本人たちも心を血だらけにしながら事実を向き合おうとする姿勢に次第に大人たちも胸を熱くさせる。
そして、一体誰が、何のために嘘をついているのか。
少しずつ紐解かれる「本当のこと」に何とも言えない感情が芽生える。
キャストもそれぞれがはまり役。
子供たちの眼差しをカメラワークで多くとらえ、観るものを離さない。
涙を流すシーンはBGMもなく、どこか綺麗でそして生々しい。
大人になると自分にも他人も「嘘」を付く。
経験が自ずと「諦め」や「決めつけ」を受容してゆく。そうしないと生きてゆけないから。
いちいち傷ついていられないのだ。
でも大人になる前の子供たちは違う。
一つ一つにやたら傷つき、途方もない絶望を味わいながらも無条件に「未来」が横たわっている。
そんな少年少女の眼差しはきっと大人たちを伏し目がちにさせるだろう。
それでも生きたい。
この映画は本当にいろんなことを感じさせてくれました。
きっと原作では映画では語られなかったことが書かれているのだろうな。
読もうか迷います。
だって気になるんだもん!
宮部みゆきの長編ミステリーの映画化。
これ、文庫にして6巻もある(単行本では3冊)超長編小説。2部作にする必要性がわかります。
私は原作は読んでないのですが、結構入り込んでしまいました。
ストーリーは
クリスマスの夜、一人の中学生が学校の屋上から転落死をした。
警察からは自殺と断定されるが、
その後、告発文が届く。
マスコミは騒ぎ、教師や大人たちは隠蔽しようとする中、また一人死者が・・・・。
そのなか、生徒たちは真実を明らかにしようと、学校裁判を行う・・・。
この物語は大人になってしまった私たちのほうが響くのかもしれない。
人をいじめ、傷つけることでしか救われない者。
いじめを見て見ぬふりをしている者。
消えてしまいたいという衝動とそれでも生きてゆくという思いが大人になり切れない少年少女の中でグラグラと揺れる。
そこで見つけたのが「学校裁判」という、真実を知るための方法。
それは人を裁くためではなく、ただ、本当のことを知りたいという思いだけ。
その正義感は真っ直ぐすぎて痛々しい。でも、本人たちも心を血だらけにしながら事実を向き合おうとする姿勢に次第に大人たちも胸を熱くさせる。
そして、一体誰が、何のために嘘をついているのか。
少しずつ紐解かれる「本当のこと」に何とも言えない感情が芽生える。
キャストもそれぞれがはまり役。
子供たちの眼差しをカメラワークで多くとらえ、観るものを離さない。
涙を流すシーンはBGMもなく、どこか綺麗でそして生々しい。
大人になると自分にも他人も「嘘」を付く。
経験が自ずと「諦め」や「決めつけ」を受容してゆく。そうしないと生きてゆけないから。
いちいち傷ついていられないのだ。
でも大人になる前の子供たちは違う。
一つ一つにやたら傷つき、途方もない絶望を味わいながらも無条件に「未来」が横たわっている。
そんな少年少女の眼差しはきっと大人たちを伏し目がちにさせるだろう。
それでも生きたい。
この映画は本当にいろんなことを感じさせてくれました。
きっと原作では映画では語られなかったことが書かれているのだろうな。
読もうか迷います。
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