ブログネタ:仕事なにしてる?
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って言ってみてえ。
スナフキン的な。人に素敵な言葉を届けつつ世界をギター一本でまわる的な(笑)
サーセン。本当は書店員しています。
ただし、本だけではなく、雑貨もゲームも、DVDも売ってます。
最近は時計のベルト調節や、万年筆にも詳しくなりました。ウォンカチョコとかも売ってます。
本当は本だけを売る書店員したかったけれど、最近の書店業界の苦戦ぶりを見てそうは言ってられないのが現実です。
せっかくなので、仕事への所感なんかを綴りたいと思います。
日経MJに載ってたのですが、丸善HDの店舗・WEB合わせた売り上げが1億円減という決算報告が出て、今後店舗のフランチャイズ計画を計画中。とのこと。
直営店ではコストがかかりすぎると言うことですね。
謀、本をOFFする企業さんなんかはFCを展開して成功していますが、
正直、もう「書店員」という職業は化石になるのでしょうね。と感じます。
本のソムリエとかいるけど、それって本当に一つまみ。今の書店で働いている人の書籍の知識や愛情をしっかりともって仕事をしている人って貴重です。
「ひがしのけいご」って誰ですが?ってスタッフに聞かれた時にびっくりしましたもの。
『本屋は死なない』という書籍が一時期話題になりましたが、衰退する書店業界で毎日我武者羅に本を好き。という理由だけで、休み返上で働いているステキ書店員をクローズアップした本です。
でも正直
「そこまでしないといけないの?」
と、実際働く私は思うのですよ。高くもない給料で、今後小売業で書店が頂点にたつという確率なんて殆どないのに「好き」というだけでそこまで?
出版規制や、出版社の過剰在庫を防ぐため、売れる本の配本は少なく、WEBの登場で版元をかいさずに直接取引をおこない、はっきり言って、本屋は飯を食うなという世界なんです。
それは地方書店や大型書店までも閉店して行っているので実状は素人でもわかりますよね。
それでも書店もWEBで提携したり変ったフェアをしたり対抗していますが、所詮負け戦。
働いて思ったのですが、書店業界って無駄が多いし、法律が変。
古き良き制度を守っているこの業界自体が異質。多業種、しかも金融から来た私にとって驚きでした。
たちが悪いのが、年々売り上げがジリ貧状態というのが諦められないところ。
「自分が頑張れば大丈夫なんじゃないか」と思わせるような。
もしVHSとDVDとかのように白黒ついているのであればここまでもがく必要はなかったかもしれない。
CD業界も、もう、CD売り上げでなく、コンサート収入をメインにもってくことを宣言している会社だってあるんですよ。
それでも本が好き、だからOK!という妙にMッ気を発揮して健気を装う人もいるけど、やり方を変えないということは変化に対応できないだけのオロカモノだと思う。滅びるよ。まじで。
それで滅んでもそういう奴は時代のせいにするんだろ。それか「私がもっと頑張ってれば」とかまた悲劇のヒロインぶるんだ。
私は本も好きで、書店という空間も好きです。
だからこそ絶やしたくないし、いまのところはこれで飯を食ってゆきたい。
書店が努力するところは自ら犠牲にするのではなく、変化に対応できる柔軟さや制度を作ること。
だから本以外のものを抱き合わせて売ることに何の疑問も持たないし、スタッフにもマニュアルとして業務をしてもらう。(効率化の為)
体力がないのであれば他に乗っかってもいい。と私は思います。
全国の書店員さんに怒られるかもだけど、好きだから言うんです。
冷静な判断と、情熱の比率を間違えてはいけない。
もっとマクロな視点で、多業種にも目を向けていかないと、私は書店員として働けなくなる危機感を持っています。
と、私はこんな仕事をしています。
(←まとまってない)
ただのボヤキでした。