これは発売当日から目をつけていました。
- 百年法 上/角川書店(角川グループパブリッシング)
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なんだよ、上下巻にはまってんのか?!と思われがちですが、たまたまさ。(笑)
あらすじ
原爆が6発落とされた日本。敗戦の絶望の中、国はアメリカ発の不老技術“HAVI”を導入した。すがりつくように“永遠の若さ”を得た日本国民。しかし、世代交代を促すため、不老処置を受けた者は100年後に死ななければならないという法律“生存制限法”も併せて成立していた。そして、西暦2048年。実際には訪れることはないと思っていた100年目の“死の強制”が、いよいよ間近に迫っていた。経済衰退、少子高齢化、格差社会…国難を迎えるこの国に捧げる、衝撃の問題作。(「BOOK」データベースより)
SFはまだまだ初心者ながらかなり面白かったです。
「生存制限法」というフィクションの法律を用いながらも実際の社会の問題もなぞっているようでもう興奮しながら読み進めました。
政治が絡むしどうしても設定を説明するにあたり解説的な者も多いかなと思っていたのですが、全然。
人間の生と死をこれほどまでに読ませるとは・・・・。素晴らしいの一言。
先が読めない展開、心震わせる人間ドラマ。
エンターテイメント作品としても風刺作品にも見える面白い作品です。
これは映画化してほしいな。
絶対面白いし、勇気を貰えると思う。
最新刊なので説明はほどほどにしておきます。是非手にとって読んでほしいです。