昨日、サロマ湖100kmウルトラマラソンを走ってきました。

 
マラソンの基礎を教えてくれた新澤英典さん、そしてマラソンがどういうものかを教えてくれている長江隆行さんという2人の師匠と一緒に参加しました。

 

結果は、

8:1345”で陸連登録の部43位でした。

去年よりも1時間以上いいタイムで順位も87位からのアップでしたが、目標は7:3000”の30位以内だったので達成ならず。

 

この大会はフルマラソンに向けたメンタルトレーニングとスタミナ強化としての位置付けだったので、その目的は達成できたと思います。

 

スタートしてから1kmの通過タイムは345”で元100kmウルトラマラソン日本代表の清本芳史さんから「このペースで走ったら確実に潰れるぞ」と言われてペースを落としました。

ペースを落としても潰れたんですけど、それでも落としてよかったと思います。

トイレに行ったりしてロスタイムはありましたがサブスリーペースで42.195kmを通過しようと、410/kmで走っていました。

20km手前の折り返しでは、すれ違いざまにたくさんの人に声をかけてもらい、テンションも上がりました。

30km以降はこのペースでも持たなくなると思い、ペースを落としてフルマラソンの通過タイムは3:01’台。

フルマラソンでこのペースならかなり余裕があるのに100kmだとこの先の距離を考えてしまい、楽なペースには感じませんでした。

脳に体が支配されているんだと思います。

 

45kmからは辛くなってきました。

去年より辛くなるのが早いです。

 

50km過ぎから歩きを交えて走り、残り半分をどうしたら完走できるのだろうかと考えていました。

応援に来ていた深瀬雅文さんと五十嵐彩さんに笑われながら走っていました。

 

10時過ぎくらいから日差しが強く気温も上がってきました。湿度は98%だったようです。

喉が渇いたのですが給水ポイントがなかったので、完走するために背に腹は変えられず57km地点にあるバケツにある被り水をゴクゴク飲みました。

 

58km地点で最大で10’以上差があった女子優勝者の藤澤舞さん、60km地点で同3位の兼松藍子さん、62km地点で同4位の楠瀬祐子さんに抜かれました。

女子選手には負けないように先行逃げ切りを試みたのですが、さすがウルトラマラソンのトップ選手、簡単に捕らえられました。

今の実力ではサブスリーペースで入ると100kmはきついのか、そもそもウルトラマラソンの練習をしていないため4時間以上走ると体が動かなくなるのかどっちだろうと思いながら走っていました。

 

70km地点で歩きながらの走法を確立させました。

心肺は元気なので410/kmペースで300m以上走って20-30”歩くをゴールまで繰り返し。

その走法でゴールまで1km500-530”で走ることができました。

 

80km90kmのワッカ折り返しまでは向かい風の強風でしたが、別府大分毎日マラソンやボストンマラソンの暴風向かい風を経験しているので特に強風だと思わなかったのはこれまでの経験を活かせてると実感出来ました。

 

ワッカに入った時は束の間の晴れ間があり、サロマ湖とオホーツク海が鮮やかなブルーの姿を見せてくれてサロマンブルーを見ることが出来ました。

去年は暴風雨でブラウンに濁りきっていたので、それを見れただけでも走った甲斐がありました。

 

ゴール後は思うように体が動きませんでしたが、2度目のサロマ湖100kmウルトラマラソンもなんとかフィニッシュ出来ました。

100kmのゴールはフルマラソンと違った感動があります。

 

前日本代表のカイタローから「ビッグマウスの割にはタイムが遅すぎる。」と言われ、深瀬雅文さんからは「60kmマラソンじゃないんだから60kmで抜かれるとかダサい。フルマラソンで10kmまで頑張ったと言ってるのと変わらない。」言われる始末でした。

来年はこんなことを言われないようにゴールします。

 

 

アトランタオリンピック銅メダル、シドニーオリンピック銀メダルを獲得したエリック・ワイナイナ選手も出場していました。

 

 

この大会ではたくさんの課題を持ち帰ることが出来、まだまだ伸び代が沢山あると感じています。

1週間ほど休んで練習を再開します。

 

 

ちなみに今回のサロマ湖100kmウルトラマラソンは、世界記録が20年ぶりに更新されました。

最前列を位置どってスタートダッシュした私のスタートラインの通過は全ランナーの中で最速でした。

つまり、一瞬だけですが世界記録保持者をリードしていました。

来年もスタートライン通過タイムの2連覇をかけて走ろうと思います。