モラトリアムな日々 -35ページ目

モラトリアムな日々

隙あらば壁に張りつき、酒あらば飲んでしまう。そんな日常です。

野良猫の瞳では、まさかあるまい。


・・・・というのは井上陽水の「娘がねじれる時」の歌詞ですが・・・・


昨日バイトの帰り道、人気のない裏路地に入ると、前足を揃え行儀

良く座っている野良猫がいた。猫は僕を見て


「ニャン」


と短く鳴いた。

まわりに誰もいない事を確認し、僕も


「ニャン」


と鳴いてみた。

すると猫は「やれうれしや」とばかりに僕に駆け寄り、足に体を擦り付け

てきた。

おお、何ということだ!猫と言葉が通じてしまったではないか!

嬉しくなり、しばらくムツゴロウばりに触っていた。猫も大喜びで「ゴロゴ

ロ」言っていた。体が大きくて顔つきもなかなか可愛かった。

しかしいつまでもそうしているわけにはいかないので帰る事にした。

猫は不満だったらしく


「にゃ~ン」


とごねて足元をウロウロしていたが、僕が歩調を速めるとついて来なくな

った。後ろを振り返ると、猫は最初のように行儀良く座り、僕をジッと見て

いた。

僕は猫心(そんなんあるのか?)をいたずらに弄んでしまった様な罪悪

感に駆られ、いたたまれなくなり小走りで家まで帰った。

友達にその話をすると


「ああ、エサが欲しかったんでしょ」


と言われた。

・・・分かってないなぁ。そんなんじゃないんだよ、あれは。猫と心が通じて

しまったんだよ、きっと。


真夜中の猫は魔性である。


さすが井上陽水は良く分かっている。

ここ2週間ほど調子が最悪だ。

それは主にバイトなんだけど。バイトは僕の中で大きな割合

を占めるから、バイトがうまくいかないと全体的なリズムも狂

ってくる。

バイトの何がダメって、料理長(中華屋の)との仕事の相性で

ある。今の料理長は4ヶ月ほど前にうちの配属になった。僕は

その前の料理長の下で1年半ほど働き、仕事のリズムを作った。

それが今の料理長には合わない。何をやってもチマチマ突っ込

んでくる。


「・・・・・あんたは小姑か!?」


危うく何度か言いかけた。

これは辛い状況だ。前の料理長の信頼を得ていただけに、簡単

に今の自分の仕事のリズムを変えたくはない。今の方法よりよほ

ど効率がいいと思うし。でも料理長と合わないってのはでかいん

だよなぁ・・・・・・・。料理長の評価がすなわち店の評価みたいにな

るから。

という訳で、ちまちま言われないくらいに完璧にこなしてやろうかコ

ノヤロー!!なめんなよ!!というのが最近の心境である。

でも辛いんだよなぁ、これって。自分を殺すから。今はグッと耐える

時期なのかな・・・・・・・。ストレス溜まるなぁ・・・・。

そういう心境でクライミングとかやっても、あんまり燃えないんです。

料理も全然作る気にならないし。ああ~・・・・、早くこの状況を何とか

したい。

三月前半のシフトが大変な事になってしまった。

なんと週6でバイト。しかもほとんど遅番。遅番だと飲みにも行け

ないし、仕込みもしないし、帰るの遅いし、生活リズム乱れるしで

ロクなことがない。ミスったぁ・・・・・。

バイト始まるまでの2時間くらいの合間にクライミングに行くとして

・・・・・。他の日は何をしようかしら。時間が半端だからなぁ・・・・。

まいったまいった・・・・・。


    omoide



今日は夕方から、サークルの後輩で一年間ドイツに留学して

いた女の子と新宿の思いで横丁に飲みに行った。メンツはサ

ークルの同学の男とその女の子。

会うのは実に1年ぶりで、ドイツに行く前はよく酒を飲みに行っ

たものであった。明け方まで飲むこともしばしばあり、僕にとっ

て良き飲み仲間であった。独特の空気感や、さばさばしたとこ

ろが僕は好きだった。


思いで横丁は最近行って大失敗したので相当不安であったが、

友人が勧めていたモツ煮が美味い店に入り、今日は美味しく頂

けた。その店のシステムはかなり変わっている。つまみは、焼き

物お任せか、煮込みおまかせ。どちらもタイミングよくポンポン、

と出てくる。煮込みはさすがに美味い。何でも煮込んでいそうな

迫力の大鍋からいくつか出してくれる。一味唐辛子をかけて、汁

ごと頂いた。熱燗には最高のつまみだった。


10時頃店を出て、3人で新宿をブラブラした。いつしか新大久保

に近い韓国人街に出た。あたりは一帯韓国料理屋。意味もなくブ

ラブラしていたのだが、その時間は何故かとても楽しかった。

やっぱり1年ぶりにその子にあったからだろうか?

途中、ラーメン1杯180円という驚愕の中華屋を見つけ、ラーメン

とつまみを何品か頼んだ。180円のラーメンは、いたってまともで

あった。おまけに、隣にいたおっさんに雪見だいふくをもらった。

全くもって謎の店であった。


ああ今日は楽しかったな。あの子が帰ってきたことで止まっていた

自分の時間が動き出す部分もあるな。また近々飲みに行きたいも

である。

二日で2キロ痩せた。

痩せたというより、「戻った」というほうが適切か?

意識した事といえば、甘い物を控える、夜中に「いっぱい」食べな

い、くらいである。キチンと一日3食食べているし、量を減らした訳

でもない。

デブった時はいつもこれで戻る・・・・。体に感謝である。いつも半信

半疑 だが、ちゃんと戻ってくれる。

戻ってくれなくなる日がいつか来るのか・・・・?

それが恐ろしい。