モラトリアムな日々 -29ページ目

モラトリアムな日々

隙あらば壁に張りつき、酒あらば飲んでしまう。そんな日常です。

       ピーマン味噌


昨日Eさん宅を訪れた際にお土産にもらった「ピーマン味噌」。

今日早速使ってみた。ピーマン味噌自体の味は、甘辛い味噌に、えもいわ

れぬ旨味を加えた感じ、とでも言おうか?しかしピーマンの味はほとんどし

ない。ピーマンが大量に入っているというから驚きだ。


ややお椀方の皿に、豚のロース肉を敷く。

軽く塩コショウ、酒を一振り、万能ネギを多めに、そしてピーマン味噌を大さ

じ一杯ほど乗せ、ラップをかけ電子レンジで1分半ほど加熱する。

後は食べるだけ。超お手軽だ。


ラップを外すと何ともいい匂いが・・・・・。

皿の底には酒と豚汁(?)とネギから出たと思われるエキスがある。

上に乗っているピーマン味噌をこのエキスに溶いて、豚に付けて食べた。


・・・むむむ・・・・


う、美味い!美味すぎる!


この手軽さでこの美味さは反則だ。

ピーマン味噌のコクと香りがたまらない。味に深みがある。

ピーマン味噌の底力に唸りながら、ビールと共にペロリと食べてしまった。

その後、母の為にもう一度作った。やはり絶賛していた。


ピーマン味噌は青森では定番の郷土料理、というわけではなく、Eさんの

お母さんがたまたま作ったものらしい。だから当然店には売っていない。

でもね、こりゃ売れますよ・・・・・・マジで。

近い将来、ピーマン味噌が全国的に流行るかもしれない。その時は皆さん

、Eさんの事を思い出してください。



今日1限の授業が終った後、ジムの常連で割と仲のいいEさんから

電話があった。


「今日どっかのジムに行きませんか?」


「ああ、いいですよ。どこにしますか?江戸川橋でいいですかね?」


「じゃあそうしましょう。12時に江戸川橋で」


この間電話番号交換したのだが、まさか掛ってくるとは。

一瞬断ろうとも思ったが、今年の抱負は「ポジティブ」である事を思い出し

「じゃあ一丁行ってみるか」という結論に至ったのだ。

12時に待ち合わせてジムに行き、7時くらいまでガッツリ登った。

知らないジムに行くと回りも知らない人だらけな訳で、必然的に二人で会

話する量も増える。

Eさんは長身で細身で筋肉質な体をしていて(理想のクライマー像だ)ハ

ンサムである。年は僕と同じか、いっこ上くらいだろうと思っていた。

ところがドッコイ、彼は何と28歳で、結婚していてY新聞社に勤めていると

いうのですね~~・・・・。

ジムの常連さんの年齢の話も、かなり衝撃的だった。みんな予

想より10っこは若い。クライミングは人を若く見せる、という学説が出た。

会話の中で酒の話になり、お互い結構飲むことが判明したところで、Eさ

んがこう言った。


「今日家来て飲みませんか?」


と。

今までの僕なら恐らく断っていただろうけど(愛の巣に潜り込む勇気はな

い)なにせ今年の抱負は「ポジティブ」である。


「えっと、じゃあ・・・・お邪魔してもいいですか?」


かくして僕はEさん夫婦の家に上がりこみ酒を飲むことになった。

Eさんの家は千川から歩いてすぐの所にある。緊張しつつ家に入ると、美

人の奥さんが出てきた。Eさん、いいですな~~・・・。部屋はこざっぱりとし

ていてとても感じが良かった。

ソファに座っていると、奥さんの手料理が次々と運ばれてきた。

「枝豆」「竹の子煮付け」「冷やしトマト」「冷しゃぶサラダ」「鰹たたき」「ゴー

ヤチャンプル」・・・・・・・・。Eさんと二人でビールを飲みながら、つまみをぱ

くつく。どれも、とても美味い・・・・・・・。Eさんいいですな(二度目)。

そのうち奥さんも料理を終えて飲み始めた。


二人は青森県八戸出身で、小学校の頃からの付き合いらしい。二人は八

戸の良さをとうとうと語った。将来は八戸に帰るといっていた。都会のせわし

さは、若いうちこそは楽しんだものの、やはり人間らしく暮らしていくには田

舎に帰るのが一番だといっていた。子供を育てるのもやはり田舎がいいと。

Eさんは僕くらいの年の時には、音楽を志していて、CDデビューまでしたら

しい。Eさんは当時アフロで、相当ヤンチャだったっぽい。海外旅行にもよく

行ってたみたいで、写真も見せてもらった。

なんかそんな二人を見ているうちに、何か僕はハッとした。

こういう家庭がいいなと思った。二人の作る空気は自然でお邪魔している

僕までリラックスしてしまった。ついでに、もらうならこういう奥さんだ!と確

信した。(高望み)

10時半頃、お腹も心も満たされEさん宅を後にした。お土産に八戸のおば

ーちゃんが作ったというピーマン味噌(オリジナル料理。味噌と同じ感じで大

量のピーマンを熟成させて作る。めちゃ美味い!)まで頂いた。


今日は僕の中で何かが音をたてて、少し動いた。

今日は子供の日。

亀田兄弟のボクシングの試合と、PRIDEグランプリが一日に行われるとい

うゴージャスな日である。最後のバイトを終え、さっさと帰宅。缶ビールを開

け早速テレビをつける。


・・・・・・亀田兄弟の試合はしょーもなかったな・・・・。

引っ張るだけ引っ張ってあの内容じゃ・・・・・・。

とっとと世界チャンピオンとやってもらいたいもんだ。


一向にテンションが上がらないまま、虚しくビールを煽った。

午後9時、プライドGP第一試合「マーク・ハントvs高阪」の試合が始まる。

この試合、マーク・ハントがだいぶ優位であろう。体重が30キロ近く重い

上に、打撃はピカイチ。おまけに体が柔らかく、寝技への適応力にも優れ

ている。

一方の高阪も、早くからUFCのリングに上がり世界のトップファイターと戦

ってきた猛者で、日本格闘技界のパイオニア的存在である。しかし、肉体

的なピークはとうに過ぎているだろう。

試合は予想通りの展開である。高阪が一度腕関節を取りかけた以外は、

マーク・ハントのペースであった。

次第に高阪の顔は、鼻血で真っ赤に染まっていく。ハントは少し離れた距

離からコツコツとパンチを当てる。ハントにとってはこの試合は通過点でし

かない。冒険する必要はないのだ。

高阪がタックルにくれば、それを切る。パンチを打ってくれば、カウンターを

合わせる。並の選手なら倒れるようなパンチが何発も入る。打撃で大きく

上回るハントがこの作戦に徹すると、高阪はかなり苦しくなる。

もはや打つ手なしか・・・・・・?


しかしながら、高阪は前に出て行くことを止めない。顔面は血まみれで、足

元もフラフラである。目だけが爛々と光っている。

高阪はこの試合を最後に引退するつもりでいる。この試合に全てぶつける

、死ぬ気でこの試合に臨む、試合前にそう語っていた。彼にとって試合で負

ける事は、死を意味するらしい。

マーク・ハントは、金の為に戦うと言い切る男である。彼からは戦う男の悲壮

感や、気高さが感じられない。ミルコやシウバを倒すのだから、実力は圧倒

的である。しかし僕は、あまりハントを好きになれない。

マーク・ハントは高阪の鬼気迫る表情に恐怖を覚えただろう。試合は自分の

ペースで進めているのに、威力あるパンチを当てているのに、高阪の前進が

止まらないのだ。

高阪のど根性は、ハントの理解の範疇を超えていたのではないか?


高阪の前進も、2ラウンド途中に止まった。全て燃え尽きた、というような終

わりであった。KO負けであった。ハントが勝ち名乗りを上げる中、高阪はリ

ングの隅でボロボロ泣いていた。それを見て、僕もボロボロ泣いた。


こういう試合があるから、格闘技を観ていて良かったと思える。

高阪はこの試合に命を懸けていた。自分の格闘技人生に対するPRIDEを

見せ付けた。負けたのは残念だったが、心の中でMVPは圧倒的に高阪で

ある。




もう一つ、ど根性系で感動した後は、やはりトップクラスの技術のぶつかり

合いである。「アレキサンダーvsバーネット」、こちらは違う意味で感動した。


「こいつら、なんて強いんだ!!!」


である。先ほどの試合のような悲壮感はなく、ひたすら早くて重いパンチが

交錯するスリリングなものであった。アレキサンダーのパンチの早いこと早

いこと!さすがはヒョードルの弟。バーネットもボコボコ殴られてるのに、負

けないくらい早いパンチで反撃する。

・・・・化け物だこいつら。日本人じゃ敵わないわ・・・・・・・。

試合はバーネットが関節技で一本勝ち。何とも密度の濃い試合であった。


今日のPRIDEは内容が良かったなぁ・・・・・。

見に行けた人は幸せだ。

7月の準々決勝が早くも楽しみである。

みなさんいかがお過ごしでしょうか?

僕は、いつもと変わりません。むしろバイト先が混んで疎ましく思える

ほどです。今日はサンシャイン通りをブラっとして、その人の多さに、今

がゴールデンウィークの真っ最中である事を再認識させられたのでした。


2年以上勤めた中華屋も、明日が最後のバイトである。

なんか最近妙に社員が優しくて居心地がいいのだが、まあ一度辞めると

言った以上は辞めなければならないでしょう。

長く続けたものって、何かきっかけがないと辞め辛い。2ヶ月くらい前から

続く居心地の悪さが辞める最大の要因な訳だが、それが解消されてしま

っては少し拍子抜けがする。気持ちは完全に辞めるモードに切り替わって

るからいいんだけど・・・・・。


惜しまれるうちが花って言うしね。

嫌な気分で辞めていくよりはよっぽど良いかもしれない。飲み会とかには参

加したいな。食べに行く事もあるだろうし。

さあ、明日で最後だ!頑張ろう!

      甘えすぎ (甘えすぎ・・・・・・)


僕と、例の野良猫のその後である。

彼(彼女?)は


「今日はいるな」


と思ったときには95パーセントいる。

それはやはり晴れの日、時間帯は午前12~1時頃であろうか?

昼間に見たことは一度もない。最近はバイト帰りに猫に挨拶して帰るの

が習慣になっている。

猫は僕を見つけると、


ニャ(おお、来た来た)


ニャォ~ン(今日もバイト?)


フニャ~(構って構って)


と言って近づいてくる。近頃は甘えっぷりがエスカレートしてきた。

撫でているとすぐにお腹を見せる。全く近頃の猫ときたら・・・・・。

無防備すぎるのか、たまたま僕になつきすぎたのか・・・・・・。

家に帰ると母が


「今日も猫触ってきたんでしょ」


と言って怒るが、実際のところ母は羨ましがっているのだ。酒飲むと


「猫触りに行こうか」


とか言うし。僕の母は無類の動物好きである。


僕が産まれて二ヶ月くらいの頃に、飼っていた猫が亡くなったそうだ。

その猫は池袋のボス猫の子供で、体がでかく、いつも喧嘩ばかりしてい

たらしい。名前は「パンツ」(ひでえ名前)だった。パンツは気性が荒かっ

たが、僕には一度も乱暴をした事がなかったらしい。喧嘩の傷が原因で

死んでしまったが、両親はパンツが僕に気を使って(衛生面とか)亡くなっ

たのだと考え、気を慰めていたという。


僕の猫好きも、案外この幼い時の記憶に由来しているのかもしれない。