電車男 | モラトリアムな日々

モラトリアムな日々

隙あらば壁に張りつき、酒あらば飲んでしまう。そんな日常です。

だいぶ遅ればせながら、観ました「電車男」。映画のほう。

当初は2ちゃんねる発の色物映画と思っていけど、それだけじゃあんな

に人気が出ることはないだろう。その真意やいかに・・・・・

・・・泣いちゃいました(笑)

泣ける泣けるという映画には、僕は身構えてしまう。それは「泣ける」が

売りの映画は「泣ける演出」が過剰すぎて、逆にうんざりさせられること

が多いからだ。

どうです?泣けるでしょう?感動するでしょう?

と演出家が後ろで覗いている気がして、なんか嫌だ。

しかしこの「電車男」には、真正面からガツンと泣かされてしまった。

それは、「電車男」が決して奇をてらった作品ではなく、「自分の殻を破っ

て成長すること」、「人を好きになることの喜びと苦しさ」という普遍的なテ

ーマを扱った王道映画(?)であったからだろう。素直に感動できる映画

であった。

疑問に思う点が無かったわけではない。「電車男」はあまりに人の意見に

頼りすぎであった。無事エルメスと結ばれたのは良かったが、きっと彼は

今後も恋愛に困ったら2ちゃんねる(あるいは他人に)に意見を求めてしま

うのではないか?

2ちゃんねる住人と「電車男」を友情で結んでしまうのは少し違うと思う。

「電車男」にアドバイスを与えていた人たちは、バーチャルに人の恋愛に

関わり、それを左右できることに喜びを感じていたのだ。「電車男」を思う気

持ちがあったとしても、本質はそちらにあったと思う。

もし本当に仲の良い友人が僕に逐一アドバイスを求めてくるなら、少しは

自分で考えるのが身の為だぞ、言うだろう。そちらの方が相手思いだと思う。

2ちゃんねるという独特の距離感ではそれは不可能なんだろうけど・・・・。

文句の方が多くなってしまったが、本当に面白い映画であった。2ちゃんね

るの「電車男」まとめサイトも見たが、こちらも面白かった。観て損は無いだ

ろう。


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