先日コンペの行われた壁は全面改装中で、一から課題を作り直している
ところである。オーナーや常連の上級者がホールドを付け(狙って付けて
いるのかは不明)、課題を作る。この日は何を思ったのかオーナーが、
「おい、ちょっと登ってみろ」
と言ってきた。
作っている最中に登らされるのは珍しいので、少しワクワクした。どうやら
僕はテスターとしての役割を与えられた模様である。下手なら登らされな
いだろうから、まあ名誉なことかもしれない。後から来た僕と同じくらいの
実力の人も、登らされることになった。
課題作りに参加して思ったことは、「面白いな」というのと、「テキトーだな」
という二つである。最初にある程度ムーブや難度を想定して作るわけだが
これがことごとく覆されていくのである(笑)
ひどいのは、ビス(ホールドを止めるネジ)が緩かったのか大きなスローパ
ーを掴んだ時にホールドが回転しクライマーは落下してしまったのだが、
それを見ていたオーナーが
今の角度の方がおもしれーよ!!
と叫び、回ったホールドをそのまま固定してしまった事である。
て、てきと~・・・・・
テスターの三人は心の中で苦笑いした。
しかしまあそんな事がありつつも、あーでもないこーでもないと言いながら
課題を作っていく作業はとても面白かった。僕は3~4級の課題(オーナー
は最初5級と言っていた)を初登し、課題にテープを貼る名誉に預かった。
満足いく一日になった。