行程だけでいえばこの旅2番目の辛さであったが、道の広さと交通
量の少なさにも助けられ、思っていたよりも楽に久慈に到着する事
が出来た。
国道45号線を左折し28号線に入り10分ほど進むと久慈市街に出
る。野宿場所を物色しながらゆっくり走る。
少し古い街並だけど、結構大きいなぁ。また川沿いを探すか。
あ、ここいい感じ。
この旅最速タイムで野宿場所を確保。小さな川の辺の広い広い
原っぱである。所々地元の人が耕して家庭菜園ほどの畑にして
いる。10分ほどその場に立ってみて、人通りの多さや地元の人
の反応を観察(怪しいが人)する。大丈夫だろうと判断したので、
荷物を置いてシートで包み、風呂を探しに行く事にした。
自転車を走らせてみると、僕の野宿場所は駅から徒歩5分であ
る事が判明。
い、一等地や!!
大丈夫かいな?お巡りさんとかに怒られたら嫌だな~・・・・。
久慈駅はそこそこ大きい。駅前はバスターミナルで、そこから分
かれていく細い道には小さな万屋やスナック、定食屋が並んでい
て昔ながらの商店街という雰囲気だ。駅の正面にはデパートらし
き物があるが、3階建てで建物も老朽化し、
これは明治に建てられたのですか?
と突っ込みたくなる。その建物があることで、逆に久慈の町に寂
れたイメージを与えているようであった。
観光案内があったので風呂の場所を聞きに入る。しかしお姉さん
(というには歳行ってるな・・・)は宅急便のお兄さんと話し込んで
いる。仕方なく地図など眺め10分ほど待っていた。ようやく話が
終ったらしく宅急便は行ってしまったので、聞きに行こうとすると、
今度は電話でなにやら話し出した。
もういいよ・・・・・。
風呂の場所聞くのに20分も30分も待ってられっか。観光案内の
仕事せんかい!急速に久慈に悪いイメージを抱きつつ、外へ出た
(一日しか滞在しない人間の感覚なんてそんな物である)。その
後地元の人3人ほどに聞いてようやく銭湯の位置を突き止めた。
いつものように体をマッサージしながらゆっくり湯に浸かり、風呂を
出る。よろずや(まさにそんなイメージ)でカップめん、レトルトカレー
を買い、酒屋でビールを一本購入し、野宿場所に戻る。酒屋では
爪切りを貸してもらい、1週間伸びっぱなしになった爪を切った。
この感覚、今では少し信じがたい・・・・・。
原っぱにある壊れそうな木のベンチに座り、缶ビールを飲みながら
本を読む。1時間ほどそうしていると少し肌寒くなってきたので、テ
ントを立て中に入ることにした。