先日反響が多かった幼稚園時代の記事


年長の途中から幼稚園に行かなくなり

わたしは卒園を迎え

小学校へ入学しました


わたしの母は、悩んだと言います


それは幼稚園の園長から言われた


「この子は将来

 どんな子になるか怖いです」


言葉が母の胸に突き刺さっていました


母はあの時の言葉は忘れられない

と言っていました


そして、わたしは誰を信じていいのか

わからなかった幼稚園時代


小学校に行けるだろうか、、、

新しい環境に慣れて

行けるだろうか、、


母は、個人懇談の時に一年生の

担任の先生に相談したそうです


「うちの子大丈夫でしょうか?」



と幼稚園時代の話をしながら

担任の先生に投げかけました


50代の女性先生T先生は

話をじっくり聞きながら

こう答えました


「お母さん、子供には難しい時期というのが誰にもあります。けどそれがずっと続くわけではありません。そしてね、さわこちゃんは今とっても楽しく過ごしてますよ」

と、、、


母はこのT先生の温かい声かけにホッとしたそうです。


幼稚園は泣いてばかりだったけど

小学校に入り笑って過ごしている


その理由の一つに

T先生の授業スタイルは

少し変わっていて


算数の時間になると

チョコレートが出てきました

チョコレートの数を算数に使い

そして正解になると

チョコレートがもらえるニヤニヤ


みんな大喜びと共に

真剣に勉強してましたww


6年生の文集では、ほとんどの子が

一年生の思い出は?の問いに


チョコレートが貰えて嬉しかった!

と書いてました。


T先生は一人一人に寄り添いながら

関わってくれて分け隔てなく

平等に接してくれました


学校が楽しいと思えた一年生でした


そんな時にある授業参観の日が

ありました


わたしは誰が来るかは

知りませんでした


そして授業が始まりました


T先生の授業に夢中になり

後ろを向くこともなかったのですが

なんか周りがザワザワしてきて

何だろう?と思ってパッと後ろを向くと


幼稚園時代の担任の先生2人と

園長とわたしの母が居ました


あまりにもビックリして

固まってしまいました


もう会うこともないと思ってた人が

後ろにいる


すぐ前を向きわたしは

授業に集中しました


なぜ幼稚園の先生がいたのかは...


母がT先生に

「園長先生から、

うちの子将来どんな子になるか怖いと言われたので、」


というとT先生から


「お母さん、幼稚園の先生に

今のさわこちゃんの姿を見てもらいましょう」と

提案があり

幼稚園の先生が授業参観に来たそうです


そして授業参観後、、


二人の幼稚園の先生が母の元にきて


「お母さん、あんなにさわちゃんが楽しそうに笑っているの初めて見ました。ビックリしました。楽しく過ごしてるんですね?私たちの指導が悪かったです。すみませんでした」と謝ったそうです。


ただ園長だけは、、何も言わずに黙っていたそうです


園長はわたしの姿を見て何を思ったのだろうか、、

それはわかりません


今思うことは

関わる人や環境によって大きく変わること


だからこそ


人に対して分け隔てなく平等に関わりたい

相手の気持ちに寄り添いたい

と強く思って生きてきました


それは保育士16年の中でも


子供と関わる時にどの子も平等に対応する

気持ちに寄り添うこと

ケンカの時は両者の話はじっくり聞く

保護者への言葉がけには気をつける


これらのことを気をつけながら仕事をしてきました


たった一つの行動で

たった一つの言葉で

傷つくこともあるから♡


それは今でも胸に刻んでいること




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