今年不動産を売却して納税が発生した人は、ふるさと納税のチャンス | 緒方渉の不動産コンサルティング奮闘記

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ふるさと納税の期限が近づいてます。

CMもひっきりなし。

納税しても2,000円を差し引いた金額が戻ってきて且つお品も届くのでお得です。

 

実は不動産を売却して利益が出た場合、ふるさと納税のチャンスです。

うちの会社でも不動産売ったお客さんに提案して話題になってました。

ただし、利益が出た場合のみですが。

 

居住用不動産を売却した場合は、利益が出ても3,000万円までの利益は無税になる特例があります。

よって、事業用や投資用不動産の売却で利益が出た場合はチャンスです。

 

若しくは、相続した土地や実家を売ったが、購入価格が不明の場合。

この場合は特にチャンスです。

 

例えば実家を3,000万円で売却したが、取得価格が不明の場合、

譲渡税(住民税)はかなり高い。

譲渡所得:3,000万円×95%-100万円前後(経費)=2,750万円

住民税:2,750万円×5%=137.5万円(住民税所得割額)

※5%は長期譲渡の場合

 

137.5万の住民税が発生した場合、ふるさと納税控除上限額は39.7万円増えます。※所得税率20%の場合

 

計算式はこれです。

{住民税所得割額×20%/(90%-所得税率×1.021%)}+2000円

{137.5万円×20%/(90%-20%×1.021%)}+2000円

 

つまり、実家の売却により住民税が137.5万円発生したが、約39万円は取り戻したということ。

3割弱の還元なので大きいですね。

その上、全国から林檎やら米やら届くわけで。

 

因みに、不動産売却してなくても自分の住民税所得割額と所得税率を上記の式に入れれば、上限額は出ます。

 

周りで不動産売却した方に伝えれば喜ばれること間違いない👍