名前はいらない | 私は家族と生きる。~毒親育ち・完~

名前はいらない

毒親育ち

アダルトチルドレン

機能不全家族


などなど。


そんな肩書きは必要ないし

自分を好きとか嫌いとか

考えるだけ無駄だなって思いました。


わざわざそんなのを名乗ってたら

一生自分に洗脳されるなって。


わかってたけど。




ブログを書く事で

もう一度始めから私を生き直して


40過ぎた人間が

小さな子供みたいに

親にあんな事されたこんな事言われたと


散々ディスって気が済みました。




私に必要だったのは

本を読んで知識を入れる事でも

見知らぬカウンセラーに

取り繕った話を聞いてもらう事でもなくて


澱んで濁って真っ黒になった

40年分の毒素を吐き出しまくって


自分フィルターをまっさらにする事でした。




そうしてきれいになった目で自分を見たら

私はここまで頑張って生きてきたなって

自然とそう思う事ができました。




父にも母にも届かなくても

自分で自分の40年を讃える為に

必要な時間でした。




毒親育ちを手放せなくても

確実に自分の中にそれが存在していても


例えて言うなら

部屋の隅っこにいつからか置いてあるけど

もはや捨てる事すら忘れてるようなガラクタ。


たまに目について捨てようと思うけど

次のゴミの日までに

また忘れてしまうくらいの

ガラクタ扱いでいい。





私は、家族が欲しかったの。


あたたかな温度と、眩しい光。


欲しかったものはもう全部手に入れた。


幼い頃、泣きながら願った未来の中に

私は今生きているよ。




私、40年間お疲れ。

さよなら、過去の両親。

ひとりきりで暴れていた小さな自分は

大人になった私が連れていく。