【双子日記】①病院探し~緊急帝王切開
先日双子が産まれた病院のそばを通り
妊娠中の事を思い出した。
多胎妊娠はそれだけでハイリスクなので
NICUのある大学病院でしか
受け入れてもらえず
遠いうえに検診の回数も人より多い。
お腹は早々に巨大化して
6ヶ月で「臨月ですか?」と聞かれ
7ヶ月でほぼ寝たきり
多胎児はほぼ早産で産まれてくるので
1日でも長くお腹に留めておくために
適度な運動とかしなくていいから
とにかく寝ているように言われた
最後の1ヶ月は管理入院で24時間点滴生活の末
なんとか36週まで持ちこたえて
緊急帝王切開で双子が誕生
手術室は超広くて
執刀医の先生ふたり
麻酔の先生ふたり
小児科の先生ふたり
看護師さんが4人もいた
最初に「①番ちゃん(長男)」が
元気に声をあげながら連れてこられたが
私はこわくて触り方がわからなくて
指の甲で長男の鼻をちょんちょんするしかできなかった。。。
「②番ちゃん(娘)」は
一度弱々しく泣いた後何も聞こえなくなった。
長男のように触らせてはもらえず
すぐに小児科の先生のところに連れて行かれ
多分呼吸を確保されていたのだと思う。
「自発呼吸ができる週数まではなんとしてもお腹の中で」が双子妊婦の合言葉だったのだが
娘のほうが少し小さく産まれたので
呼吸機能がまだ未熟だったのかもしれない。
その日の夜、なんちゃらICUなる部屋で
夜通し大量の鉄剤を点滴されている最中に
緊急地震速報がなり
かなり大きな地震がきた。
(当時)4年前の東日本大震災を思い出し
今あの規模で被災したら
私も双子も動けずに
どうやって助かればいいのだろうと考えた。
自分に付随する命の存在を意識し始めた日。
↓続きます。