どうも、「人(競馬関係者)も馬もみれる、さすらいの理学療法士」吉川修二です。
先日のマラソンで、一緒にハーフを走った同じ病院の方が
長距離走ると爪が黒くなる、そして痛い
というような症状を訴えてました。
自分にはそういう経験がないので、分からなかったのですが
少し興味があったので調べてみました。
ネットで調べると
http://ksj3691.hatenablog.com/entry/2016/01/08/190201
例えば、このブログでは
ランナー黒爪、爪下血腫といって、主な原因として持続的な圧迫がかかることで生じるようです。
ブログの中から引用すると
「一般には、ランナー黒爪は、ランニング中に足指の爪に接触するシューズの先から持続的な圧迫がかかることが主な原因となって起こります。そのほか、過剰なランニング時間と距離、ランニング中の急激なスピードの変化、クッションの悪いシューズや擦り減ったシューズの使用、不整地や硬い路面や下り坂でのランニング、ランニングフォームの崩れなど、さまざまな要因が加味されて起こります。」
だそうです。
また、他のブログhttp://jog.livedoor.biz/archives/54835998.htmlでは
「黒爪や剥離で悩まれている方が多いですね。
面白いことに(失礼)99%の方がシューズサイズが小さいからだと勘違いされています。
でも黒爪になっている方の99%がサイズが大きいか、履き方が悪いことが原因です。」
となってます。
この方のブログの別記事ではhttp://jog.livedoor.biz/archives/54288567.html
「サイズの大きいシューズを履く事で・・・・前後左右に足が動く→不安定→無意識に踏ん張る→爪先に力が入る→爪が取れる(黒爪)」
という機序が書かれてありました。
ここではサイズの大きな靴を間違った履き方で履いて、爪先に力が入ることが一つの原因になっているようです。
私の素朴な疑問として
持続的圧迫って、小さい靴履いていればそりゃ圧迫されるでしょうけど
地面に足が接地していない時って
持続的圧迫はされないんじゃないか?と思うんですが。
むしろ解放される。
接地している時は圧迫、接地していない時は解放で上手く循環しそうなんですが・・・
あとは、そんな前後左右に足が動くようなシューズ履いているランナーって本当にいるの?
ということ。
バカじゃないんだから、そんなことになったらシューズには気を付けるでしょう。
けど、なる人はなる。
どうも、シューズがどうこうの感じではない気がするんですが・・・。
ここで登場は馬の話です。
馬で似たような症状はないか・・・
すると、ありました。
それは挫跖(ザセキ)です。
走行中に後肢の蹄の先端を前肢の蹄底にぶつけた時、あるいは石などの硬いものを踏んだ時などに、蹄底におきる炎症(内出血)をいう。肢勢の悪い馬、蹄底の浅い馬、時として踏み込みの良い馬に発症しやすい。一般に前蹄に多く発症し、蹄に熱をもち、重度の跛行を呈することもある。(JRAのHPhttp://jra.jp/kouza/yougo/w75.htmlより)
また、このブログ(http://blog.livedoor.jp/greenpaddock12/archives/1038102891.html)も分かりやすく挫跖について書いています。
馬の挫跖に持続的圧迫は原因としては挙げられていません。
脚は常に動かしているので、持続的圧迫はかからないのも大きいでしょう。
けど、馬の挫跖はぶつけた時、硬いものを踏んだ時
人間の爪下血腫の原因の一つに爪への衝撃があります。
この衝撃がランナーの爪下血腫にも関わっているんじゃないか、と思ってます。
持続的圧迫というよりも、衝撃。
プラス爪質の悪さ。
これも大きいと思うんですよね。
爪質の悪さはデトックスが上手くいっていない証拠。
長距離ランナー(一般人)って、意外と不健康だったりします。
そんなことが爪下血腫に繋がっているではないか?
馬のことから無理やりかもしれませんが、考えてみました。
衝撃については、まだ上手く結論が出ていない(小趾側が使えていないのに、母趾で蹴ることが影響しているんじゃないか、個人的には思っていますが・・・)ので保留にしておきます。