第4章 「僕は迷子」

peleからも、両親からも見捨てられたじゅんちゃんは、自暴自棄の迷子。

死にたい,死にたい、殺してという電話。

もがき苦しんでいる。

プライドが捨てられなくて。

ただシンプルに生きることを選択するだけ。

仕事ができ無いのであれば,国のお世話になれば良い。だけど,それが出来ない。

おぼっちゃまで裕福に育って来た彼にはそれが出来ないんだ。

食べなければ良いと,朝からお酒ばかり飲んでるじゅんちゃん。

だけど,お酒も強くないから,トイレにこもり吐くばかり。

全てが負のスパイラル。

peleは,彼の側に寄り,君の心の声がきこえるのは、peleだけだからと伝えた。

上手に自分の感情を出せないじゅんちゃん。

いい歳こいているのだから、もうちょっと上手くやってよって、アドバイスをして来た。

迷子の迷子の魂の片割れは,いったい何処へ向かっているのだろう?

自分を愛せなければ,人を愛する事は出来ない。

それに氣が付けるまで彼は永遠に迷子なのかもしれない。

peleは、そんな彼におやすみと言って立ち去った。

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