最期の日③ | 気まぐれブログから父の闘病日記 ~肺癌+癌性髄膜炎~

気まぐれブログから父の闘病日記 ~肺癌+癌性髄膜炎~

今までは気まぐれにブログをしていましたが
肺癌から癌性髄膜炎で亡くなった父のこと少しずつ思い出して記載していきたいとおもいます

私たちが到着してから2時間の間、父は一生懸命

息をして私の顔を見つめ何かを訴えていた

 

きっと心配でたまらなかったのだろうと思う

一人っ子のワガママ放題で育てられた私は苦労も知らない

 

今まで両親が何もかも与えてくれていた

父は私を残していくのが心残りで心配で仕方なかったのかもしれない

 

だけど、もしかしたら。自分を介護してる姿を見て

ママのこと頼んだぞ。あとは頼んだぞと言いたかったのかもしれない

病気になって色々してくれた俺の友達にお前から礼を

言ってくれと伝えていたのかもしれない

 

何が正解かはわからない

だけど、2時間の間、父はよそ見することもなく

目をそらすこともなく

私の事を見ていた

 

主治医の先生より先に父が好きなA先生が来てくれた

まだ朝の5時半なのに

「先生・・・」という私の顔を見て

「目あけてる!娘さんのこと見たかったんだね」と言ってくれた

 

またあとできます。もう少し頑張ってくれると思います。

 

そういって、父の手を握って肩をなぜて部屋を出て行ってくれた