最期の日② | 気まぐれブログから父の闘病日記 ~肺癌+癌性髄膜炎~

気まぐれブログから父の闘病日記 ~肺癌+癌性髄膜炎~

今までは気まぐれにブログをしていましたが
肺癌から癌性髄膜炎で亡くなった父のこと少しずつ思い出して記載していきたいとおもいます

まだ患者さんも起きていない病院は静かだった

いつも来ないエレベ-タ-もすぐに乗る事ができた

 

病室を開けると

看護師さん達が「間に合った!!」といって迎え入れてくれた

 

そこには今まで見たことのない姿の父がいた

 

酸素マスクをして酸素マスクが息をするたび白くなっている

看護師さんが先生も、向かってるということですが

もう少し時間がかかるそうです。といった

 

私は「パパ!!!」と大きな声で叫んだ

 

1週間眠ったまま一度も目を開けてくれなあったのに

奇跡的に父が目を開け、私を見つめた

 

看護師さんたちも驚いて、「お父さん頑張ってはるから

家族で時間を過ごしてください。また見に来ます。」

 

そういって部屋を出ていった

 

それから、私は何度も、パパ、パパと呼んだ

 

母がトイレに行ってくると言った

父と二人の時間になった

 

私は言えてなかったことを言おうと思った

「私はパパの娘でよかった。

何不自由なく、大変な時もあっただろうに、学校も出させてくれて

好きなように生きさせてくれてありがとう。

親孝行もせず、結婚もせず、孫も見せれずごめんね。

今まで本当によく頑張ってくれたね。

もう頑張れないなら、心配しなくていいよ。

ママと二人で生きていくから、苦しいなら、もう頑張らなくても

いいよ。大丈夫だから」

 

そう言った

 

父は一生懸命息をしながら私をずっと見つめていた