入院 | 気まぐれブログから父の闘病日記 ~肺癌+癌性髄膜炎~

気まぐれブログから父の闘病日記 ~肺癌+癌性髄膜炎~

今までは気まぐれにブログをしていましたが
肺癌から癌性髄膜炎で亡くなった父のこと少しずつ思い出して記載していきたいとおもいます

3日たっても全く意識は戻らなかった

 

父の友人、兄、親戚の人も来てくれていたが

誰が呼びかけても応答することはなかった

 

3日目、採血をした結果をもって

A先生がやってきた

 

「数値はあまり変わっていません

抗生物質を投与しても意味がないということになります

抗生物質をやめることも考えています

今、こうして眠っているけど、痛みや苦しみはほとんど

感じていないと思います

医学的にはそういわれています」

 

「痛いとか苦しいとかでないなら、それで十分です

先生、あとどれくらい生きれますか?」

と聞いた

 

「これは誰にもわかりません。

今見る限り、今日、明日ではありません。

だけど、1週間後も同じなのかと言われたら

わからない。

でも1か月は持たない それが現状です」

と先生は言った

 

「わかりました。先生、なるべく楽に最期を迎えるよう

どうかお願いします。」そう言った。

そして、

「お会いする機会がもうないかもしれないから、

先生、本当にお世話になりました。

父は先生が大好きで、先生のことは忘れなかったです」

と伝えた

 

先生は

「そうなんです。僕のことは絶対覚えててくれた。

嬉しかったんです」

そう言ってくれた

 

そして

「癌性髄膜炎になってここまで頑張ってこられたのを見たのは

始めてです。本当によく頑張ってこられました」

 

と先生は褒めてくれた。

そして、父の顔のすごく近くまでいって

「また来るからね」といってくれた

 

たぶん、外来をもつようになったから自分担当の患者さんも

いっぱいいるはずなのに、父には最期まで対応してくれた

A先生に本当に心から感謝しています。

 

今だから冗談で言えるけど、先生が結婚していると

看護師さんから聞いた時、ものすごいびっくりしました。

そういうのに奥手だと思うよなキャラの先生だったから。

人はわかんないものだなってすごく勉強になりましたよ。

 

ありがとう

A先生