➖和side➖




「何、拗ねてんだよ」


「だってさ…あの先生がだよ?」


「先生?翔さんじゃなくて?」


「あ、翔さん、翔さんがだよ?

松本さんには、ぜんぜん敬語じゃなくてね。

ノリが男子校みたいな感じでさ、、」



「うちらみたいに?」


「・・まぁ、近いかも。

ここまでは?ざっくばらんな感じではいないけど…

ちょっとしか見てないし…」




「・・・で?」


「で?って…。。いいなぁ、って思っただけ」



「ヤキモチだ」


「ちっ違うよ!バカ// そんなんじゃなくてっ…

オレはそんな女々しくなんかねぇしっ、、

しかも恋愛対象で見てないっつうの///

・・ただーー

オレの知らない翔さんの顔がまだまだあるんだなぁって思っただけ」



「ふ〜ん」




翔さん、とやらも

きっとまだまだ知らないことが多いんだろう


相葉雅紀という男の本質を



一見、ピュアの権化そうに見える彼だが

実は人一倍、神経質で、せっかちで、嫉妬深い、

小悪魔な一面があることを


しかもタチが悪いことに、

本人はそのことに薄々気づいているはずなのに

まったく認めようとしない


実に面倒臭いくて面白い奴





「今度、その松本だっけ?また遊びに来るんでしょ?」


「うん」



「…そん時、俺も行ってみよっかなぁ。あなたの下宿先に」



「え⁈ 和も来てくれるの⁈ 仕事は⁈ 忙しくないの⁈」



おいおいおい

毎週毎週

アポ無しで突撃してくる奴がよく言うよ(笑)



「一度拝見してみたかったしね、、あなたが尊敬する立派な先生のお姿を・・・??」





「えーー、和も来るのかぁ。

じゃあ、魚料理よりお肉系がいいよね。

ハンバーグにしようかなぁ?

でも、ちょっとそれだとおもてなし感が薄れる感じしちゃうかなぁ?……」




アハッ

この人、もうおもてなし料理のことで頭がいっぱいだ

俺の話なんか耳に入っちゃいない




「そろそろ時間じゃないの?」




「いっそバーベキューにしようかなぁ?

あぁ、でも、もう夜は冷えてきたから風邪でも引いたら大変だよね、、」



「おーい!・・おーい!聞こえてねぇのか⁈」


「っ!ビックリした! 何⁈ 和?」



「時間!大学病院に迎えに行くんでしょ?

そろそろなんじゃないの?」



「ハッ、もうこんな時間⁈ 帰らなきゃ!

じゃ、またね!夜にでもLINEする!バイバイ!」





嵐のように来て

嵐のように立ち去る






食事会ね、、楽しみです




俺も、

この人と同じ感情

抱かせてやるつもりですよ


あなたに、ね


翔…大先生。








つづく……