引き続き

➖和side➖



……正直に言うと、俺はこういう霜降り肉の良質な脂が得意じゃなく、食べてもせいぜい 一枚か二枚が限界


が、しかし

相葉くんに引けを取らないほどのおもてなし精神全開な櫻井さんの気持ち、断るのは申し訳なく困惑していた、その時、

すっと相葉くんが間に割り込んできた


「あ〜、もう、和。お肉ばっか食べないで、野菜もどうぞ。

普段不摂生ばっかで野菜ほとんど摂ってないんだから、今日は野菜、野菜、肉、野菜、野菜、野菜、ね!」


相葉くんは櫻井さんに、俺の好みの理由を悟られないよう、自然な笑顔で俺の器に溜まった肉を横取りし頬張り、代わりに野菜をたっぷり取り分けてくれた


櫻井さんの好意を傷つけず、かつオレに無理をさせないための完璧なフォロー

しかも、うんちく付き

最近、彼は櫻井さんの体調管理のために

薬膳の勉強をこっそり開始したらしい



「いい?この春菊はね、ビタミン豊富な上に鉄分やカルシウムもたっぷりだから、お肌や貧血予報にも最高なんだよ。特有の香りの成分が胃腸の働きを助けてくれ、リラックスせせてくれるの!

豆腐もね、良質な植物性タンパク質と大豆イソフラボンの働きで美容にいいし、

このネギに含まれるアリシンは、疲労回復に抜群だから、和みたいに夜中まで毎日仕事してお疲れ様な人には持ってこいな野菜なんだよ」



『へぇ〜、そうなんだぁ。じゃ、僕もネギ食べようかな』


「はい!ネギにお肉の旨みが吸い込んでいてトロトロで最っ高に美味しいですよね!」



……おいおい、そのうんちく、途中から、櫻井さんへのアドバイスにすり替わってないか?

ま、いいけど(笑)



「じゃ、俺は肌荒れが気になるから、春菊いただきます」


「はい!どうぞ。お豆腐も一緒に」




ーー敵わないな、あなたには



多少のモヤっとした気持ちありながらも

周り全員に心地よく過ごしてもらおうと笑顔で立ち回る相葉くん


その不器用で、どこまでも優しい姿が愛おしくて、

俺は春菊も正直苦手だけれど、黙って口に放り込んだ



……ん⁈

結構、美味いな、この苦味…。



「…俺も。春菊、おかわり」







つづく……




まだ食事会終わらな〜い(^◇^;)

ケーキもあるしね💦