昨日まで

深海を漂うクラゲの様に、ドン底人生を彷徨っていたオレに

優しい光の手を射し述べてくれたのは



あなたでした









面接を終えた夕方、実家へ電話する


以前まとめて送りつけた段ボールの中に

看護師の国家資格証明書が筒に丸めて入ってると思うから、中から取り出して広げて確認し、写メを撮って送って欲しい、と頼んだ


ずっと音信不通だった親不孝な息子に

父親は、小言一つ言わずに頼みを聞いてくれ、

ショートメールで写真を添付してくれた




その日のうちに再び診療所へ向かう



「遅くなってすみません。これで大丈夫でしょうか?」


『はい。確認取れました。オッケーです』


「ありがとうございます。

実物はお盆くらいに、もし1日お休み頂けたら取りに行ってきます」



『・・実家って、北海道だったよね?

1日はさすがにキツイでしょ(笑) 。

長期休暇はあげれないけど、2、3日くらいなら。

避暑兼ねて』



「いえ、家(うち)すっごく田舎で、墓参りくらいしかやることないんですよ。

なので朝一番の飛行機で行って、最終便で帰ってきます。

しっかり働いてお金貯めなきゃ、部屋も探せないんで、、」





『そのことなんですが、相葉さん、』



??



『一人暮らしの目処が立つまでの間でも、うち(家)に下宿しませんか?

古い家ですが部屋数だけはあるので』



「えっ…」




棚から ぼた餅さくら餅??





『嫌じゃなければ…』




嫌…じゃ……


『あ、はは、嫌ですよね、、今どき下宿なんて、、』



ブンブンブン



「…じゃありません! むしろ、めちゃくちゃ助かります!

ただ… ど素人に近い自分(看護師)を雇ってくれる上に住む場所まで。どうしてここまで親切にして下さるのですか?」





『・・・・寂しぃから、かな?』




ん??(顔)下向いて良く聴こえなかった、、

けど

こんなありがたい話はない




「下宿させて下さい!よろしくお願いします」




『では、入居はいつ頃から?』




「今日から!今夜からでも是非!」






つづく……