昨日まで
深海を漂うクラゲの様に、ドン底人生を彷徨っていたオレに
優しい光の手を射し述べてくれたのは
あなたでした
*
面接を終えた夕方、実家へ電話する
以前まとめて送りつけた段ボールの中に
看護師の国家資格証明書が筒に丸めて入ってると思うから、中から取り出して広げて確認し、写メを撮って送って欲しい、と頼んだ
ずっと音信不通だった親不孝な息子に
父親は、小言一つ言わずに頼みを聞いてくれ、
ショートメールで写真を添付してくれた
その日のうちに再び診療所へ向かう
「遅くなってすみません。これで大丈夫でしょうか?」
『はい。確認取れました。オッケーです』
「ありがとうございます。
実物はお盆くらいに、もし1日お休み頂けたら取りに行ってきます」
『・・実家って、北海道だったよね?
1日はさすがにキツイでしょ(笑) 。
長期休暇はあげれないけど、2、3日くらいなら。
避暑兼ねて』
「いえ、家(うち)すっごく田舎で、墓参りくらいしかやることないんですよ。
なので朝一番の飛行機で行って、最終便で帰ってきます。
しっかり働いてお金貯めなきゃ、部屋も探せないんで、、」
『そのことなんですが、相葉さん、』
??
『一人暮らしの目処が立つまでの間でも、うち(家)に下宿しませんか?
古い家ですが部屋数だけはあるので』
「えっ…」
棚から ぼた餅さくら餅??
『嫌じゃなければ…』
「嫌…じゃ……」
『あ、はは、嫌ですよね、、今どき下宿なんて、、』
ブンブンブン
「…じゃありません! むしろ、めちゃくちゃ助かります!
ただ… ど素人に近い自分(看護師)を雇ってくれる上に住む場所まで。どうしてここまで親切にして下さるのですか?」
『・・・・寂しぃから、かな?』
ん??(顔)下向いて良く聴こえなかった、、
けど
こんなありがたい話はない
「下宿させて下さい!よろしくお願いします」
『では、入居はいつ頃から?』
「今日から!今夜からでも是非!」
つづく……
