鼻をくすぐる珈琲の良い香りに

自然と目がゆく



揺れたお盆の上

カップをカチャカチャ鳴らしながら

先生が戻ってきた




・・・


あれ?

さっきは気づかなかったけど、

足…引きずってる?




『お待たせしました。砂糖とミルクはご自由に…ん? どうかされましたか?』



「先生…その足…」




『あ〜、これは昔、事故で、ちょっと、、

でも日常生活には特に不自由はレベルなので』


「そうだったんですか、、」



『ただ…仕事では、やはり一人だと大変だったりします』



一人?

そういえば…診療所には先生の姿しか見てない



Dr.コトー診療所だって

看護師と補助的な事務の人がいたのに…



「看護師さん、は?」



オレの質問に

一瞬だけ先生の眉が歪んだ




『・・居たのですが辞めてしまって、、

辞めたっていうか、出て行った…というか…

ハローワークに求人募集かけてるんですが。。

こんな古い診療所で働きたいなんて看護師、

ツチノコ探すくらい難しいのが現状です。。』




「あのぅ…」



『はい?』



「募集しているのは、看護師ですか?」



『はい。事務職まで雇うほど経営の余裕はないので』





「経験値は…必要ですよね、、」


『そんな贅沢言える立場じゃございません』





「固定の住所が無くても…応募資格ありますか?」






『・ ・ ・もしかして⁈ 相葉さん??』





「オレを…

僕をここで働かせてください!」









つづく……




なんと

雅紀くんは看護師の国家資格持ちでした

・・・

てな、感じで少しだけ物語がようやく動き出してきましたが

あまりスリルやドキドキハラハラもない展開

皆様、楽しめていますか?

何せ久しぶりなお話なもので…(^_^;)>💦