翔くんの実家から帰った後、

俺と和はアトリエで作業している

智にぃのところへ真っ直ぐ向かった



潤「・・・ということで翔くんしばらくこっちとあっちを行き来するみたい」



智「そっかあ。翔くん大変だね」



和「水臭いよね、別に隠す必要ないのに。

知っていたら、俺たちにできることあれば協力するのにさ」



潤「そうだよ。」



智「気、使ってんだよ。特に俺と和には。

この間のこともあったしね、、」




そう。。

翔くんは先日熱中症で二日間寝込んで店に出れなかった時、

智にぃと和が本業を後回しにしてまで代わりに店を手伝ってくれたことを

ものすごく気にしていた


だから

(義理の)母親が階段から落ちて骨折して介護が必要な状態であることを俺たちには相談できなかったんだろう



まぁとの待ち合わせ場所から離れたのも

その連絡を受けて、病院へ駆けつけたからだったらしい




智「でもさ、翔くんには(義)お父さんや(義)弟くん

もいたよね?」



潤「それがさ、海外に出張中で、帰国は難しいみたい」



和「冷たいね〜。自分の妻で、実の親なのに一時帰国すらしないなんて、、」




和が言うのは最もだ

もともと翔くんは実家では肩身の狭い思いをして生きてきた

特に(義)母親との関係は最悪で、修復できないまま、家を出たと聞いてる



その翔くんが

いくら育ててもらった恩があるとはいえ

介護要員として当てにされるのは、俺としてもおもしろくはない



たとえ翔くんが

それを納得した上での行動だとしても



だって翔くんは

俺たちにとって兄弟も同然で

大切な仕事仲間でもあるんだから




智「このことは、まぁちゃんには?」


和「言わないでくれ、って。。翔くんが」




智「ふ〜〜ん」



幸い、まぁは

町内会の祭りの打ち合わせで外出中だった




智「言わなければ…問題ない、よね?」



そう言って

智にぃは画用紙を数枚はがし

スマホを見ながら

そこに、サラサラと流れるような達筆な筆捌きで

何かを描き始めた




智「ん〜。これで合ってるかな?」


和「ちょっと、、待って、智にぃ、これって⁈」



潤「翔くんちへまでの地図?じゃん」




智「言わなきゃ、いいんだよね?」





智にぃ

あなたって言う人は…(苦笑) 








つづく……