『え?雅紀んとこのお母さんも来てくれてたの?』
「うん」
『じゃ、うちの母親いらなかったな』
「いらないなんて、とんでもない。
お義母さん、色々してくれて助かったよ。
一郎くんを公園にも連れて行ってくれてね、買い物までしてくれたの。
一郎くんもめちゃくちゃ懐いちゃって、帰るときなかなか離さなくってね」
『そっかぁ。すっかりほんとの孫とばあちゃんみたいだな』
「うん。うちの母ちゃんもそう。一郎くんに会いたいからまた来るって」
『でもさ…大丈夫だった?母親どうし初対面…』
「最初はね、ちょっとオレも緊張したけど、
一郎くんがいてくれたおかげで、いつの間にか意気投合して帰りにはLINE交換してたよ。
いつお食事会しましょうか?って」
『そんなに?(笑)』
「うん」
『なら、両家間の問題は心配しなくて済みそうだな』
「怪我の功名、ってやつかな?」
『悪いことばかりじゃない、ってことか。
まさに〝有難い〟だな。
ここはしばらく家族の優しさに甘えよう?』
「うん。『有難う』って感謝して甘えさせていただきます」
こんな風にお母さんたちに助けてもらいながら
翔ちゃんや一郎くんの支えもあって
オレの腕の安静は保たれ
順調に回復
予定より1週間早く完治となって、無事職場復帰となったのであった
が、しかし
腕は治ったあとも
「ふふふ。ありがとう一郎くん」
ჱ̒⸝⸝•̀֊•́⸝⸝)♡
一郎くんはオレのためにあれこれお世話をやいてくれる
そして
この人も
「あ〜、もう大丈夫だよ。買い物袋くらい持てるって」
『だぁめ!骨がくっついたばかりなんだから。俺が持つ!』
「だって翔ちゃんお米持ってるし」
『筋トレになるから丁度いいの!』
二人に過保護なほど甘やかされ〝有難う〟の日々は続くのであった
つづく……
