「潤くん…どうしてうち(家)…わかったの?」
「説明は後でするから、とりあえず中にいれてくんない?」
「あ。。うんっ」
急いでロックを解除しドアを開くと
大きなトランクと買い物袋を両手に抱えた持った潤くんが
「おじゃましまぁす」という言葉と同時に
靴を脱いで玄関から上がってきた
潤くんとは
ショーンを引き取る件で揉めた依頼
連絡はとっていなかったし
LINEが来ても既読スルーしていた
その方が良い
潤くんの将来のためには
これ以上巻き込むわけにはいかない、
そう思っていたから
だから
本当にもうビックリで、、、
「誰から…聞いたの?この住所。
もしかしてもうバレてネットで晒されてる?」
「大丈夫。バレたりしてないよ。ここの住所は翔さんの両親から聞いて」
「止めに…きたの?けどオレの意志は…」
「変わらない、んでしょ?」
「うん」
「だから、しばらく俺、ここで暮らすわ」
「えっ⁈」
この大荷物はそのため⁈
「ビックリしたでしょ〜」
「するに決まってんじゃん!!」
そう言って
空いてる部屋を見つけ荷物を運び入れる潤くんを
慌てて追いかけた
「ダメだよ!潤くんまでリスク背負うなんて!!」
「いっとくけど、これは翔さんとの約束でもあるから」
「約束⁈」
「俺に万が一のことがあったら、雅紀のことよろしく頼む、って」
「翔ちゃん…が?」
リビングに戻り
荒れたリビングを見渡し泣き続けるショーンを抱き上げた潤くん
「相葉くんがこの子を引き取るの無理だって前に言ったけど、あれ訂正するわ」
「………。」
「相葉くん一人では無理だけど、俺も手伝えば何とかなるかもしれない、って」
「潤くん。。」
「俺にも手伝わせてほしい。翔さんのために」
飾らない真っ直ぐなその言葉が
頑なだったオレの心を解してくれた
「ありがとう…潤くん。オレに力…貸してください」
つづく……