〝ショウ〟という呼び方は

イマイチまだしっくりこないオレ



だって人間になって

恋というもの自覚した時には

すでに「翔ちゃん」呼びが定着していたから



ショウもはじめは

オレに昔の記憶が蘇って

「ショウ」

と呼ばれることに喜びをかみしめてるみたいだった


けれど職場ではもちろんファースネームではなく

仕事モードで

「櫻井さん」

『相葉』

と互いを呼び合ってるし


家に帰ったらついつい気が緩んじゃって

「翔ちゃん」

と口にしてしまう



それはそれで翔ちゃんも満更でもなさそうなので

その時のムードや気分によって使い分ける事にした




晴れて恋人どうしになったオレ達は

毎日が薔薇色とまではいかなくても

桜色?くらいに楽しく穏やかな日々を過ごしていた



あれからは

いっさい堕闇者や低級霊とかも近寄って来なくなったしね



『今のお前には近づいただけで消され(浄化)ちまうからだろ?』

って翔ちゃんは言うけど


きっと翔ちゃんが

しっかりガードしてくれてるおかげだと

オレは思ってる


だってメラメラ🔥威嚇オーラ、ハンパないもの




そんな警戒心の塊のような翔ちゃんが

はじめてこの家に客人を招いていいと言ってくれた



「ホントにいいの?」


『嗚呼』



「ホントにほんとに⁈」


『逢いたいんだろ?』



「・・うん!ありがとう翔ちゃん!チュッ♡」


『っ///』




頬を手でおさえ

真っ赤になった翔ちゃんに

もう一度「ありがとう」と言って




オレはガジュマルの元へと走った







つづく……




あれれ?

~その後~は、一話で完結のつもりが…


続いてしまうの許してね*ଘ(੭*ˊᵕˋ)੭* ੈ✩‧₊˚