なななななななななななな、、、っ、、
なんでなんでなんで?
翔ちゃんがオレのベッドに
まっ裸(マッパ)で寝てんのぉお⁈!?
慌ててベッドから飛び起きたオレは
タンスの引き出しから無造作にパンツを取り出し、急いで履いた
それから
まだスピスピ寝息を立ててる翔ちゃんを
「ねぇねぇねぇねぇねぇ!
ちょっとちょっとちょっと翔ちゃん!!」
『・・ん・・・』
「起きてよぉ翔ちゃん!!起きてってばぁ!」
『・・んんん・・ん・・』
翔ちゃんの肩をガシガシ揺らしながら無理やり起こした
二日酔いのオレよりずっと気怠そうに眉間に皺を寄せた翔ちゃんは
薄目でオレを見るなり、ヒュッと息を飲んだ
そして
『お前…オレのこと…覚えて…るか?』
と震える声で言った
「覚えてるか?って…何いってんの?当たり前じゃん。さすがに昨日の夜のことはあんま覚えてないけどさ。。大切な人のこと忘れるほどアホじゃないよ?」
『そっか。。よかった。。』
「?ぅん」
『体調は⁈ 起きて大丈夫なのか!?』
「大丈夫だよ。二日酔いでちょっと頭がクラクラするくらい」
ってオレの体のことは今はどうでもよくて💦
全く覚えてないのは
コッチのこと、、
酔った勢いとはいえ///
嗚呼ぁぁもぅオレってばっ翔ちゃんになんてこと///
「翔ちゃん!ゴメン!!」
オレは土下座しながら
床に落ちていた翔ちゃんのパンツを両手で差し出す
それを見た翔ちゃんは
・・・
一瞬フリーズしてから
ガバッ と掛け布団の中をチェック
そこでようやく自分がまっ裸(マッパ)で寝ていたことに気づいたらしく…
『っ!!///!!っ!!!』
バサッ
高らかに天を舞う掛け布団
オレの手からパンツをむしり取るように奪い取った翔ちゃんは、パンツを履かずにそのまま猛ダッシュで部屋を出て行った
「・・あれ?」
ヒラヒラと床に舞い落ちた羽根を一本つまむ
「どっか(布団) 穴、空いちゃってるのかな?」