ベッドの上、意識のないマサキ
四肢には網状のチアノーゼ
唇の色は完全に血の気を失っていた
ヤバい…
このまま体温が奪われ続けたら
マサキの体が持たない
エアコンの温度をマックスまで上げ
濡れた下着も全て剥がしたマサキに布団を掛けて寝かせる
風呂に湯を溜めて温めるか?
いや、そんなことしても
きっと助からないだろう
こうなったら、、あの手を使うしかないか
遠い昔
一度だけマサキに使ったことのあるアレ…を
俺も身に纏うもの全て脱ぎ捨て
マサキの布団に潜り込み
氷のように冷たくなった肌を包むように抱きしめ
✨
俺の中のプラスのエネルギーを
マサキの中に注いだ
マサキ
死ぬな!
戻ってこい!!
魂を揺さぶるように
強く念じながら
ビクンッ ビクビクビク
ガタガタガタガタガタ…
ほんの数秒?痙攣したあと
マサキの口が僅かに開き
フゥゥゥゥ~
息と一緒に黒い粘液のようなものが吐き出された
俺は咄嗟にそれに手を伸ばし掴まえ
🔥
掌で焼殺
唇に赤みがさしたのを確認した、
と同時に
強烈な睡魔に襲われ
瞼を閉じた
つづく……
翔さんは昔にも、って
マサキ🪽を助けた
あの時、かな?