それからオレは沖くんが帰ったあとも店に残り

閉店時間まで一人で飲んだ



帰りのタクシーで酔いが回り気持ち悪くなって

玄関からトイレへ直行する



でもどんなにゲーゲー吐いてもムカムカは治らない


治るどころかますます酷くなるばかり


苦しい…




『おい!大丈夫か⁈』



ビクッ


翔ちゃんっ …起こしちゃった?

それとも起きて…待っ…


んなわけないよね、、、





「…だぃ…じょ…ぶ………だから…」



『飲み過ぎだバカ。ったく!』



波打つ背中を誘ってくれる手は

言葉とは裏腹に優しくてあったかい



なのにオレはその手から逃れるように身を捩り

便器から顔を上げ立ち上がった


そしてそのまま洗面所へ行き

口をすすいで

自分の部屋に行き、ベッドへ倒れ込んだ




までは…記憶している







で、


朝起きたら


オレの心臓は一瞬口から飛び出た、

はちょっと大げさかもしれないけど


たぶん。それくらいの衝撃




だって

服も脱がずにそのまま寝たはずなのに


なぜか

布団の中でオレは真っ裸(マッパ) で




しかも、なんと!



「なっ// なっなっなっなななななんでぇぇ!!?」




翔ちゃんが

オレの隣でスヤスヤ寝息を立て




オレと同じく



真っ裸(マッパ) だったから








つづく……





書いていてこの展開

私も驚きです ヒョエェ~Σ(゚ロ゚ノ)ノ