部長に呼ばれたからと1時間早く家を出たマサキのことが気になり
俺もいつもより早く出社した
が、隣の席にいるはずのマサキの姿がない
カバンやパソコンも…
『部長、相葉の姿が見当たらないのですが』
部「あ〜。彼なら今日からしばらく営業企画部に手伝いに行ったよ」
『営業企画部⁈ なぜうちの相葉が』
部「ほら、相葉はもと営業マンだったじゃん。そのスキルを生かして、是非にって向こうの部長から頼まれちゃってさ。社運をかけたプロジェクトがあるらしくって人手が足りないらしいよ」
『・・・。なら自分も行かせてください』
部「はぁぁぁ?それはダメだよーーー!
櫻井が居なくなったら誰がこの課を回すの?
ダメダメ。そんなの絶対認めらんない。
向こうの部長がどんなに土下座してきても
うちのエースだけは絶対ぜぇぇったい!ヘルプには出しません!」
この課の責任者であるお前が回せばいいだろ
盆栽に水やりばっかしてねぇで💢
心の中で毒つきながら
主のいないデスクに目をやり
溜め息をつく
けれど
あいつに白羽の矢が立ったということは
今までのあいつの仕事ぶりが評価された、
ってことだよ…な
それに
俺が先走りして庇護していたら
人間の心を学びたい、という肝心のあいつの願いを
妨げかねない
部「どうした?櫻井。元気なく肩落として。。
相葉がいないとそんなに寂しいか?」
『っ// 別に!相葉がいないと仕事捗るので逆に、むしろ、清々します!』
この俺が⁈
寂しいだと??
んなことあるわけねぇだろ!クソ部長!!
つづく……
あらら
翔ちゃんお口が悪い🫢
けど図星⁈