2014年春アニメの最高傑作、「悪魔のリドル」が来週ついに最終回。
毎シーズン、20~30の新番組が始まるのだが、継続して観るアニメは2つか3つといったところ。「悪魔のリドル」は数少ない良作のひとつだった。個人的には、ここ10年で最大のヒット。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20191018/08/1974mikan37/f6/e9/j/o0320045014617472123.jpg?caw=800)
【あらすじ】
私立ミョウジョウ学園に存在する、特別な時期にしか開講されないクラス・10年黒組。そこに、1人の女子高生を暗殺するべく12人の女子高生が刺客として集められた。10年黒組へ編入した東兎角は、暗殺対象の一ノ瀬晴に心を惹かれ、ただ1人の守護者として彼女を守り、暗殺者11人と対峙する決意を固める(wikiより抜粋)。
画像の手前。向かって右側の子が一ノ瀬晴。そして左側のショートカットの子が東兎角だ。一ノ瀬晴を守るために、東兎角は11人のクラスメイト(暗殺者)と闘うのだ。
暗殺する前には予告状を出すルールがあり、予告状をもらわない限りは命を狙われる心配はない。なので、普段は授業も受けるし、みんなで一致団結して文化祭の準備をしたりする。普通の高校生活も丁寧に描かれている。クラスメイト全員が暗殺者のはずなのに、平素はそこらの女子高生となんら変わらない。だが、予告状を出した途端、彼女たちは暗殺者に豹変する。
闘いに負けた者は一人、また一人と脱落(表向きは転校)していく。
私は、いわゆる萌え・美少女アニメのたぐいが肌に合わないのだが、「悪魔のリドル」は闘いの要素があり、設定もいい。10年黒組の生徒13人が個性豊かで面白い!
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20191018/08/1974mikan37/d7/dd/j/o0930100314617472126.jpg?caw=800)
このキャラクターデザイン画を見ただけでは「よくある美少女アニメ?」と辟易するお方もいるでしょう。しかしそうではない。セリフをしゃべり躍動する画面を、一度でも観てごらんなさい。あなたは虜となる。ひと癖もふた癖もある暗殺者たちに、釘付けとなる。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20191018/08/1974mikan37/8a/c5/j/o0512051214617472128.jpg?caw=800)
分かりやすく説明するとこうなる。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20191018/08/1974mikan37/06/83/j/o0580018714617472129.jpg?caw=800)
このアニメがもうひとつ面白いのは、番組のエンディングテーマ曲を、10年黒組の生徒たちが歌うところだ。暗殺に失敗した生徒が、その回のエンディングテーマの担当になる。これがいわゆる負けたらCDデビューシステム。上の画像は、キャラクターソングが収録されたミニアルバム。「序」「破」「急」の3枚だ。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20191018/08/1974mikan37/05/6d/j/o0440025014617472132.jpg?caw=800)
寒河江春紀(さがえ はるき)。
陽気なキャラクターで、10年黒組のムードメイカー的存在だったが、まさかあんな形で学園を去っていくとは・・・。彼女が歌うエンディングテーマが、物悲しく聞こえる。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20191018/08/1974mikan37/17/be/j/o0440025214617472137.jpg?caw=800)
武智乙哉(たけち おとや)。
少女と暗殺者のギャップがもっとも顕著なキャラクター。それは10年黒組の生徒すべてにいえる事だが、この武智乙哉にはただならぬファーストインパクトがあった。
男がほとんど出てこないため、百合アニメと形容される事の多い「悪魔のリドル」。それでいい。男のキャラクターと恋愛描写なんかあったら興醒めする事必至。暗殺者としての凄みが薄れてしまう。これはガチ暗殺バトルなのだ。負けたら死ぬ。その緊張感が、このアニメの勘所なのだ。