依存症⑤ ~治療と予後~
ショックを受ける人もいるかもしれないけれど、一般的に依存症は「完治しない」ということで了解されていると思う。
完治のかわりに「寛解(かんかい)」という言葉が用いられることが多い。
寛解は、症状が治まっている状態のことで、強いストレスがかかったりすれば、また再発する可能性があるということ。
完治しないと聞くと悲観的になっちゃうかもしれないけど、治らないのとは違うから、気になる人は寛解という言葉について自分で調べてみてほしい。
依存症になってしまうと、「1回だけなら大丈夫」があっという間に依存症を「再発」させる。
だから、断たなくてはいけない。
禁じなくてはいけない。
節制ではうまくいかない。
アルコール依存症の治療では、「節酒」ではなく「断酒」が絶対なんだよね。ただ、断酒というのを続けるのは本当に大変で、とても自分一人でできるものではない。
人間はそんなに強くない。
だから、カウンセリングを利用したほうがいい。
または、「自助グループ」に参加するとか。
自助グループとは、患者が集まって、それぞれ自分の事情を匿名で話して、互いに支え合う場。
アルコール依存症の自助グループは、「アルコホーリクス・アノニマス」略して「AA」と言われている。
性依存症のグループもあるよう。