F男の病的希求日記 「生きることとみつけたり!」 -140ページ目

ドラゴンクエストⅡ


ドラゴンクエストⅠがいかなるゲームだったか知っている人はもう少ないのかもしれない。


ドラゴンクエストⅠは、面白いといえば面白いが、これほど暗いゲームもあまりないのではないかと思った。

僕は最初にドラゴンクエストⅡをやってみた。


非常に面白かったので、中古のドラゴンクエストⅠを探した。


ドラゴンクエストⅠはドラゴンクエストⅡと違い物語も短く謎解きもあまり難しくなかった。


ただ、ドラゴンクエストⅠと同じ謎解きがⅡにも使われていたので、ⅠをやっておくとⅡの謎を解きやすいとは言えた(後でわかっても仕方がないが)。

当時、ドラゴンクエストⅡほど面白いゲームはないと思った。


それほどまで完成されたゲームだった。


ドラゴンクエストⅡまで僕はRPGをしたことがなかった。


敵と戦いアイテムを揃えゲームをクリアしていくのであるが、ある程度、戦闘場面をこなさないと経験値が上がらず、すぐにパーティーは全滅し前に進めないのである。

友人とは同じ時期に遊んでいたが、あるとき、話していると、「水の羽衣」がどうしても手に入らなかったという。


たしか、「水の羽衣」は「聖なる織機」というアイテムが必要で、これをゲットしないと手に入らない。


「聖なる織機」を手に入れて、しばらく時間が経たないと「水の羽衣」がもらえないようになっていたと思う。

物語的には、「聖なる織機」の前に「あまつゆの糸」をまず手に入れないと、「水の羽衣」は作れないことになっており重要なアイテムっぽい設定であった。


しかし、実際には「水の羽衣」はなくてもクリアは可能だった。


「銀の鍵」や「星の紋章」のように必要不可欠なアイテムではなかったのである。

結局、2人で話した時は「なぜ手に入らなかったんだろう」くらいで終わった。


特に若い人はわからないだろうが、こういう手間暇かかるRPGは熱中して遊べる年齢にはたぶん上限があり、あるとき興味を失う。


これは不思議なことだと思う。



このRPGの話は、薬物療法に相通じるものがあると思う。


精神科の薬物治療も、このように必要不可欠的な薬物と、有用だけど使わなくても同じ治療結果になると思われるものがある。


しかも難しいのは、必要不可欠に見える薬物でも、時間のパラメータでその条件が変わること。

ある時期は、この薬物が非常に重要だったけど、時間が経つとたいして必要でないし、続けるとかえって副作用が出やすいということすらある。


そういうことを考慮して治療しないと、際限なく薬が増えてしまうのである。

おそらく時間の関数で変わっていくのは、人間の体には自然治癒力みたいなものが存在しているからだろうと思っている。

思えば、ドラゴンクエストⅡはとても音楽が良かった。


何種類かあったが、なんだか懐かしくなってるような心の安らぐ音楽が使われていたのである。