We Never Get To It | AREA73 MY NEXT THIRTY YEARS

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1973年出現、船長、だけど今は陸での仕事。
海に戻りたい坊主おやじの出来事、気になる事。


はい、ジブラルタル海峡です。

地中海に入りました。

珍しく青い空の下の通峡です。

Morocco側の島やアフリカ大陸です。

いつもいつも「Marrakech」松田聖子じゃつまらない、と思いながら、やっぱり浮かんでくるんですよ。

つまりボクの音楽ライブラリーの引き出しが少ないってコトなんですよね。


今回、コレまた珍しく通峡中、船が少なかったんですよ。

潮の流れもタイミングよく合い、あまり速い流れの中の通峡とはならず、気持ち的にも余裕を持って通れました。

まぁ、「Marrakech」が浮かび小声で口ずさみながら。

そう、じゃあアルバム『Citron』全曲を歌ってみよう‼︎と思い、「Blue」から順番に。


自分でも驚くほど、歌詞を覚えているんですよね。

「Every Little Hurt」や「We Never Get To It」もきちんと覚えてます。

なんなら「Every Little Hurt」は聖子側のメロディだけでなく、David Foster側のメロディで歌い変えたりと。


『SUPREME』、『Windy Shadow』、『Strawberry Time』『Seiko』に続いて聴き込んだアルバムですからね。

その頃がボクの小学生後期から高校時代なので。


通峡時間は大体3時間くらい。

だから十分アルバム1枚は口ずさめる時間があるんです、余裕さえあれば。


ってコトで

「We Never Get To It」松田聖子、1988年リリースのアルバム『Citron』から。

全面的にDavid Fosterがプロデュース、アレンジを手掛けたアルバム。

ファンの中でもやや好き嫌いが分かれるアルバムですね、ロック色、AOR色が強すぎ、松田聖子の歌い方をかなり矯正したアルバムというコトで。

でも、ボクはかなり好きなアルバム。

確かに80年代の歌い方からすると、松田聖子の良さとされる音符には現し難い声の跳ねや裏返り、しゃくり上げなんかを完全に封じ込めて、音階に忠実に…って感じはしますが、発声としてはかなりしっかりとしていて、デビュー当初のしっかりとした声さえ感じる作品です。

そんなアルバムで2曲英語の歌詞の内の1曲の「We Never Get To It」。

ロック色は強く、David Fosterのアレンジ全開の楽曲ですが、メロディやアップテンポなトコは意外にもアイドル松田聖子の楽曲に通ずるトコもあり、聖子らしさも垣間見れる楽曲。

アルバムを聴いた当初の頃はサビの部分のコーラスの強さにちょっと戸惑いましたが、聴き込んでいくと、実に聖子の声とコーラスの声があっていて、上手く包み込んでいるコトに気付きましたね。

それにラストのサビの繰り返しではコーラスに全然負けておらず、しっかり松田聖子を主張しているトコもあり、完全に松田聖子らしさを封印されていないコトも見えて来たりと。

私たちはすべてを変えることだってできる

ただ運命がもたらすものを受け入れればいい
ただ信じるだけでいいはずなのに…
私たちは決してそこにたどり着けない
ただそれについて語り合っているだけ
必要以上に妥協し合っているの


歌詞は意外と辛口。

純粋に愛し合っているのではなく、それについて語っているだけで、妥協しあっているのよ、私たちの関係は。

それじゃダメだから、運命に委ね、愛を感じましょ…みたいな。


タイトルは愛の核心に辿り着けないって感じでしょか。

あれ?ジブラルタル海峡通過しただけなのに、ついついこのアルバムの曲となると色々書きたくなる…。


かなり余裕でジブラルタル海峡を通峡したみたいな話ですが、それでもかなり緊張していたんですよ。

何度通峡しても、コレが正解の航行の仕方なんてものには辿り着けないですからね。

毎回毎回状況は異なりますから、まさにWe Never Get To Itです。


余談…歌詞、ホント完璧に覚えていましたね。

最近のコトはなかなか覚えていられなくなってきているのお年頃になってきたというのに。

多分、どれだけ歳を重ねて、ボケても、このアルバムは歌えるんでしょうね。