AIN’T NOTHING LIKE THE REAL THING | AREA73 MY NEXT THIRTY YEARS

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1973年出現、船長、だけど今は陸での仕事。
海に戻りたい坊主おやじの出来事、気になる事。

いや〜、ホントうねりが凄くって。

って思い写真を撮るんですけど、コレがなかなか見た感じに撮れないのが悔しい‼︎

荒れた海や高い波、大きなうねりって何故か写真に撮ると、大したことないじゃんって感じに写るんですよ。

 

この縞になっているのがうねりの山で、4mくらいの高さがあるんですよ。

コレが次から次へと押し寄せてきて。

この時ちょっとうねりに対して直角に近い針路で進んでいるのですが、船首がこのうねりの山に乗り、船尾が谷になるようなうねりの波長で、上下にかなり揺らされているんですよ。

船体はうねりに沿うように曲がらないので、船体の真ん中あたりに山が通過した後、船首は一気に谷に叩きつけられるんですよ。

うねり高さ4mとなると山から谷は約8m。

あくまでも4mって平均なのでさらに高い時もあり、10m近く一気に落ちるというか叩き落とされるんですよ。

上下に揺らされて船酔いが…なんてレベルじゃないというか、酔ってなんていられないんですよ。

いくら船体が鋼鉄出てきていても、そんな8mも10mもずっと叩きつけられる…船体中央付近にうねりの山がある時は、船首は海面から離れているので、山が船体中央を通過した後の船首の急落下は空中から海面に10mもの高さから叩きつけるコトとなるので、いつ船体に、ダメージが生じるかとヒヤヒヤなんです。

 

でもこうやって朝焼けを撮ると、全然うねりなんか無いような海に写ってしまうんよね。

朝焼けはキレイでも、うねりにより結構気が気でない感じで航海しているんです。

 

ほらね、全然穏やか感じに見えちゃう…。

陽が昇るとちょっと縞模様が見えますが。

朝陽はキレイなんですけどね、ボクらの不安や恐怖感はファインダーには収まってくれない…んです。

 

ARETHA FRANKLIN 「Ain't Nothing Like The Real Thing」

1974年にリリースされたアルバム『Let Me In Your Life』に収録されています。

アレサのチカラ強い歌声が痺れるんです。

ホンモノみたいなモノなんてないのよ、だから側にいて…とチカラ強さの中に切なさを感じるR & Bの真骨頂って感じ。

 

そう、写真はホンモノでは無い…だからホンモノみたいなモノはないんですよね。

ボクらが目にする、ボクらが感じる恐怖心はいくら写真を撮ってもそこに写るモノは既にホンモノでは無いんですよね。

でも、ボクらが目にするあのうねりの高さ、写して伝えたい…。