こんな日は | AREA73 MY NEXT THIRTY YEARS

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1973年出現、船長、だけど今は陸での仕事。
海に戻りたい坊主おやじの出来事、気になる事。



今日は青い空の割合が多くなりました。


と言いながら、昼間の写真ではなく夕暮れ時なんですけどね。
If you see her Won't you tell her
I'll be gone by morning light
The game is over Maybe for better
But how can I take you off my mind
Tell her I care Tell her I'm here
I'll be leaving with the next tide
But until then I want you here
To fill my empty arms

赤道を越え、南半球に入りました。

この赤道付近はちょっと雲が少なくなるんですよね。


でも水平線には雲が多くあり、水平線に陽が沈むのは見えないんですけど。



小さくて分かり辛いですが、ペーパームーンが藍色の空に白く浮かび上がっており、時々刻々と夜が訪れるのがわかるんですよね。


Outbound freighter going to America
Waiting down at the dock of the day
Summer night in Riviera
Quiet seas and the silverly shores
Cool breeze for a curtaind lace
Two empty glasses and just dream on

海をは穏やかで、鏡のような水面とまではいかなかったですが、背高く昇る積乱雲の影が水面に映っていましたね。


こういう穏やかな日が続くとイイんですが、海はそんな時ばかりではないのが、ボク達船乗りには辛いトコ。


船の舳先が水を切り、その波がこんな穏やかな時は船の横にキレイに拡がっていき、緩やかな線を描いていくのが、イイんです。


 

No using crying No using crying

So close your eyes and just dream on

風による波が海面にないから、船が起こした波だけが海面に拡がっていき、いつしか消えていく…。

On a summer night just like this one

We're so happy in each other's arms
The only sound that I could hear
Was the sea and the beat of your heart
Tell her I care I really care
I'll be leaving out to sea
But until then I want you here
To fill my empty arms

ついつい手を止めて海を見てしまうんですよ、こんな日は。

少し外に出て、船が走るコトによる風を感じ、穏やかな海を堪能する、コレが船乗りを続けている一つの要因かも、ボクの。


Outbound freighter going to America
Waiting down at the dock of the day
Summer night in Riviera
Quiet seas and the silverly shores
Cool breeze for a curtaind lace
Two empty glasses and just dream on
〜夏のリビエラ -Summer Night In Riviera-
/大瀧詠一〜


船に乗ってなきゃ、こんなに海や空から見るコトないですからね。

どこか癒される瞬間なのかも。


追)

大瀧詠一の夏のリビエラ -Summer Night In Riviera-です、今日は。

そう、大瀧詠一が森進一に提供した「冬のリビエラ」のSummer Version 且つ English Versionです。

今乗っている船は、イタリアのリビエラに向かっているワケでもなく、アメリカ行きの貨物船でもないんですが、穏やかな海を見ていたら、この曲が浮かんできたんですよね。

松本隆の歌詞そのままの「冬のリビエラ」の方が男自身のどうしようもない気持ちが表現されていて、一方英訳したMARTHA LAVENDERによるものは彼女への優しさをも歌ってますね。

どちらも男の我儘で彼女の元を去る、それも別れも言わずにって設定です。

英語の方が船乗りの旅立ちはかんじられますね。


でも、サビのフレーズ“Outbound freighter going to America”、(「冬のリビエラ」ではサビ前で“アメリカの貨物船が桟橋で待ってるよ”と歌っているんですが)、このアメリカ行きの貨物船って、いつの時代?って感じのフレーズ。

いや〜、今でもこういうイメージなのかなぁ、桟橋に貨物船、片足をボラードに乗せて…加山雄三?石原裕次郎?

※ボラード……岸壁にある船を係船する為にロープをかける突起物。


「冬のリビエラ」も好きですが、「夏のリビエラ -Summer Night In Riviera-」もイイですよ。