Storm Front | AREA73 MY NEXT THIRTY YEARS

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1973年出現、船長、だけど今は陸での仕事。
海に戻りたい坊主おやじの出来事、気になる事。

風速45ノット以上の風が吹き荒れています。
Strong Gale【ストロング・ゲイル】ビューフォート風力階級で Scale 9

風速50ノット以上になりそうな勢いです。
48ノット以上になると Storm【ストーム】になります。

昨日夕方から今朝に掛けて荒れに荒れていました。

『STORM FRONT』BILLY JOEL 1989年
Gale以上になるといつも思い浮かべるこのアルバムのジャケット。

赤い四角の真ん中に黒い四角の旗。

コレはGale/Storm warning を意味する旗です。
48ノット以上の暴風を警告します。

Safe at harbor, 
everything is easy
Off to starboard, 
daylight comes up fast
Now I'm restless for the open water
Red flags are flying fromhe 
Coast Guard mast
They told me to stay, 
I heard all the information
I motored away 
and steered straight ahead
Though the weatherman said

このアルバムが発売された1989年、ボクは高校生。
BILLY JOELは中学の頃から聴き出しており、このアルバムはリアルタイムで購入しました。
「Piano Man」や「Honesty」、「Just the way you are/素顔のままで」の頃から比べるとロック色の強い路線のアルバムをリリースしていた頃。

このアルバムからは「We didn’t start the fire/ハートにファイア」がインパクトある曲であり、当時FMからよく流れていました。

当時のボク、何よりもこのジャケットが好きでした。
コントラストの強い赤・黒の旗がなびく。

その時にこのジャケットの旗が意味する解説を読んだ覚えがありますが、当時はただ「そうなんだ。」くらいにしか思ってなかったはず。

There's a storm front coming 
White water running and the pressure is low
Storm front coming 
Small craft warning on the radio


30年後、まさか船に乗っているなんて想像もしていなかったですよ、当時は。
想像云々ではなく、当時のボクの頭の中にこんな人生の選択肢は存在しなかったです。

ただただ、BILLY JOELの歌声に耳を傾け、歌詞カードを見て英語の歌詞を覚え、コンサートに行っただけ。

今でも覚えている大阪城ホールのステージに現れたBILLY JOEL。
その姿や歌声、ピアノに歓喜していただけ。

I've been sailing a long time on this ocean
Man gets lonesome, 
all those years at sea
I've got a woman, 
my life should be easy
Most men hunger for the life I lead
The morning was gray, 
but I had the motivation
I drifted away and ran into more
Heavy weather off shore

あれから30年。
オーストラリアの東岸沖、荒れ狂う海を船の進路を北に向け。
まさにStorm Front!

午前中は船横からの風を受け続けていた為、船は傾いたままでしたが、激しく揺らされることはありませんでしたが、午後になり船に対する風の向きが変わり、吹き続ける風により海面もあれ、船体は激しく波に叩かれるようになっています。

昨日の夕方の海。
何故が写真に撮ると長閑な感じで波やうねりの高さや激しさを映し出せないのですが。

We've got a low pressure system and 
a northeast breeze
We've got a falling barometer 
and rising seas
We've got the cumulonimbus 
and a possible gale
We've got a force nine blowing on 
the Beaufort scale

20年以上、船関係の仕事をしていますが、実はこの『STORM FRONT』BILLY JOELのジャケットに映し出されている旗を実際に見たことがないんですよ。
歌詞にも出てきています、「コーストガードの船のマストになびく赤い旗…」と。

でも、そんなコーストガード(日本でいう海上保安庁の巡回船)の船なんてこんな日に見たことないですよ。
ホント近海の海岸線付近を航行しているプレジャーボートなどなら、警告の為に巡視しているコーストガードに合うのかもしれませんが。

だから、未だこの旗を見たことがない、実際には。

そんな旗を見ることなく航海を続けていけたらイイですが、例え見なくとも大洋では嵐に遭遇することもありますからね。

I'm still restless for the open water
Though she gives me everything I need
She asked me to stay, but I'd done my navigation
I drove her away, but I should have known
To stay tied up at home

〜STORM FRONT / BILLY JOEL 〜

でもこの旗、カッコよくないですか?


今日はピアノマンことビリー・ジョエルにてお届けしました。