土曜日、昼下がりのオフィス街 | AREA73 MY NEXT THIRTY YEARS

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1973年出現、船長、だけど今は陸での仕事。
海に戻りたい坊主おやじの出来事、気になる事。

耳鼻科に行き、歯医者に行って。
歯医者で歯周病予防の薬を塗ってもらったので、30分は飲食禁止。

なのでそのまま電車に乗り会社近くまでやって来ました。

午後2時15分頃。
土曜日のオフィス街は閑散としていますね。

こんな中、遅い昼食を捜すのは結構大変。
何せ、店自体が土、日曜日は開いてない‼︎

てっコトで、とあるビルの地下に行き、なんとか一軒の定食屋を発見。

中に客は無し。

暖簾をめくりながら
「やってますか⁇」と聞きながら中へ。

「どうぞ、カウンターへ。」って言われたので、着席。
注文を言おうとすると…、
4人の昭和な背広ってヤツを来た、さらに地方から出てきたって感じのオヤジ達が入って来た…と同時に『ビール、くれやっ。』

すると店員は
「昼、もう2時半で終わりなんですよ。
ビールも昼やって無いですし。」

まぁ、フツーの対応かな。

と、思ってるとそのオヤジ4人の内の誰かがあからさまに舌打ち、出て行った…。

初めから感じ悪い奴らでしたからね。
『ビール、くれやっ。』って。

なんかタイミング悪く入ったなぁ~と思いながら、注文しました。

待っている間に、別の独りの客が入って来た。
でも、何だかこの場所にあまり似つかわしくない人。

ヨレヨレのTシャツにデロデロの短パン。
それに足元は擦り減ったビーチサンダル。
歳は20代前半から半ばの男性。
お洒落とは程遠く、ザ・寝ぐせ のついた頭。
それに手ぶら。

彼は席を一つ空けて同じカウンターに座りました。

なんて思っていると頼んでいた唐揚げ定食900円が届いたので、彼のコトにはあまり気にせず、しっかりご飯お代わりをもして食べました。

そう、「あまり気にせず」、チョットは気にしてた!
こいつ何食べるんだ⁇と。

な、なんと特盛の天丼‼︎
下世話なお話ですが、この天丼特盛、2500円するんですよぉ~。

ヘェ~、ヒトは見掛けによらず、金あるんだね~と。
たぶんこのオフィス街にある高級マンションに住む若造が、ふらぁ~と寝起きのまま出て来たんでしょう。

なんて、なんて思っていると、またまた先程の品のない田舎から出て来た(?)が戻って来た‼︎

入って来るや否や
『何でもいいから。』

いや、さっき2時半で終わりって聞いたじゃん、オヤジ達よぉ~。

店側も嫌な客を追い出す為ではなく、ホントに一旦閉めるみたい。
醤油集めたり、釜洗ったりと。

そう、既に2時半回ってるし。


強いて言うなら、何故暖簾を中に入れて置かないのか⁇って感じ。

店員は丁寧に、でもしっかりお断りしていました。
オヤジ達はかなり文句言ってましたが、なんとかお引き取り頂いたようで。

さぁ、ややこしいのも帰ったし、食べ終わったからお勘定して会社行きますかっ‼︎とカバンを手に取った時、店員の大きな声が…、
「ヤラレタっ‼︎」

何がですか?
ホント騒々しいお昼だねェ~なんて、思いつつ財布を手に取りレジに。

ボクがレジに向かうまでのチョットした間に先のオヤジ達をお断りしていた店員が店を走り出て行った。

んんっ⁇

あっ⁉︎

そう言えばあの若造が居ない‼︎

奥の調理場いた親父さんが手をタオルで拭きながら出て来て
「無銭飲食ですよ、ヤられましたね。」

特盛の天丼を食べていた若造が支払わずに出て行ったみたい。

何⁇
計画的犯行⁇
それとも、品無き田舎オヤジ達のどさくさに思いついた⁈

さぁ~、どうなんでしょう⁇

支払いを済まし、エスカレーターに乗っていると、捜しに出た店員が息を切らしながら反対側のエスカレーターを下って行った。

そのビルを出て会社に向かう途中、品の無い田舎から出てきたオヤジ4人組がまだ、昼から飲める店を閑散としたオフィス街で捜している模様。

あの若造はいずこへ?


さぁ~会社に行かなきゃ、ボクは。


土曜の昼下がりの一片なのに、何だこいつらは⁇

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