Drift Away | AREA73 MY NEXT THIRTY YEARS

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1973年出現、船長、だけど今は陸での仕事。
海に戻りたい坊主おやじの出来事、気になる事。

今日は船のエンジンを止めて、Drifting。
今回の航海は次の港まで余裕があり、かなりゆっくりなスピードで走っているのですが、それでも余るのでエンジンを止めて、漂流。

船は港に入っている時以外は基本エンジンを回してます。
港では作業規程によりなかなかエンジンの点検作業が出来ない。
そして、港にいる時は荷役作業しているので、その他のメンテナンスや点検作業が出来ないんです。

でも、船が止まってなけりゃ出来ない作業もあり、航海に余裕がある時はエンジンの止め、普段出来ない作業をします。
photo:01
なので、今日は避難時に使用するボートの走行テストを実施しました。

コレが大変‼

基本、逃げる用🏃
だから、元の場所に格納することはあまり考えられて作られていない。
でも最低年に1回はやらないといけないんですよ、法令で。

結構、リスク高い作業。
まず、大海原で本体の船からボートを放して走行テスト。
…このボートのエンジンが途中でとまったらどうするの⁇

年に1回だから基本皆がやりたがらない。
…整備はしているものの、年がら年中海風にさらされていて、劣化は否定出来ない。
このボート、海面から15mくらいの位置に普段は格納されていて、それを海面まで降ろすんです、人が乗り込んだ状態で(^^;;

格納作業。
…年に1回、でメインは逃げる為のもの。
回収、格納出来るようにはなってますが、本体の船からぶら下がるワイヤーをピックアップしてボートにセット。
静かな海の時を狙って作業しているんですが、大海原のうねりはやっぱり大きい。
ボートがUp & Downして上手くフックにワイヤーがかからない。
ワイヤーの先には滑車がついているのですが、コレが重い。
まぁ重くないと、といいますかガッチリしてないと困るんですが、ボートが3t近くあるので。

その滑車をボートの外のフックに掛けるのですが、年に1回。つまりやり慣れた者がするわけではないんです。

その間に潮に流され、そのワイヤーの位置から離れたり、本体の船に突っ込んだり。

本体の船とボートの間に挟まれたら腕なんてちぎれちゃいますよ。
頭だったら…👎Out。

だから、やっぱり誰もやりたがらない、自分の時回ってきたら、渋々。

作業前に入念な打ち合わせをするんですよ。
でも、実際の作業になるとみんな焦っちゃうんです、特にボートに乗り込んでいる者は。
で、誰もがネイティヴでない英語でのやり取りですからσ(^_^;)

ボクはこの作業の総指揮にあたるので、本体の船にいるのですが、気分的にはボートに乗り込んでいる方がいい。

15mの高さを下ろしたり、引き上げたり…途中でワイヤーが切れないかとか、本体から離れたボートがちゃんと戻って来れるかとか。

もちろん作業はボートに乗り込んでいる者の方が大変。
でも、なるようになれって感じで割り切れるんです。

ボクこの作業で若い時に、ボート下ろしている途中で吊っていた金具が外れ、4mくらいのところからボートと共に落ちたこともありますし、走行中に急に夕立ちみたいな雨、突風に会い、ボートのエンジン程度じゃ制御効かないようになり、本当に漂流しかけたことも。

この時はたまたま、漁船が近くを通り、助けてくれましたが…。
沖縄の沖で錨泊中だった為、漁から帰ってきた漁船のおじさんが見つけてくれて(^-^)/、助かりました。

そう、かなりリスキー‼なワケです。

今日、無事に皆が戻ってきてくれました。

photo:02

上から見たら穏やかなんですけどね。

Drifting…。
作業終了後、ぼぅーと海見てたら、やっぱり頭の中でJohn Henry Kurtzの「Drift Away」がぐるぐる流れてました。

Oh, give me the beat, boys, and free my soul
I wanna get lost in your Rock and Roll and drift away♪

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