私の勤める園は子育て中のママ先生が多い。

今の時代共働きがあたりまえになりつつあるなぁと時代の流れを感じるウインク


私が今の保育園に正規職員として就職したのが娘が小1の頃。当時は娘が高学年になるまではパートでもいいかなと漠然と思っていたが、正規の枠が空いたからどう?と声をかけてもらったのがきっかけだった。


今考えたら、

子育ては母親という時代から

女性の経済的自立にむけての時代への変革期だったなと思う。ニコニコ


そして離婚を考えた時に

ある程度の経済力が自分にある。

という事が離婚にふみきる原動力になった事には間違いないおねがい


そして次男の高校時代に勤務時間を融通してもらった事もあるし、

私もなるべく働くママ先生たちの力になる事は喜んで積極的にしていきたいと思っているウインク


もちろん職場には働くママ先生以外にも、独身の先生、私のようにある程度こどもが大きくなって手が離れつつある先生、介護が始まった先生などさまざまな事情をもつ職員がチームとして働いている。


昨今は子育てママを応援しよう!!と国をあげて少子化問題に取り組んでいる。

もちろん保育園に通う保護者に対しても温かい気持ちで応援したい。照れ


でもあまりにも子育てママを応援するのが

「あたりまえ」になってきて、

一部の職員はもっと!もっと!

と要求が多くなってきていた。


育児休暇、育児時間などの制度はあたりまえ。


そのママ先生が抜けた分、他の職員でカバーするのはあたりまえ。


わが子が熱をだした。と連絡をうけ早退するのはもちろん仕方ない。翌日も熱が下がらない。その翌日も。その翌日も。。。


もちろん熱が下がらないこどもに罪はない。病気のわが子についていてあげたい。という気持ちは同じ母親としてよくわかる。


でも自分も正規職員で働いている以上、さすがに3日めは旦那さんが休みをとるとか、祖父母に頼むとか、病児保育を利用するとか、他の手立てを考えるべきかな?

考えた上、どうしてもできなかったので、と申し出るならまだわかるけど。。。


突然のシフト変更を残業などでカバーしている他の職員の不満もでてくる。


仕方ない事だから大丈夫ですよー。と言ってくれる素晴らしい職員も多く大きな摩擦はないけど。キョロキョロ


もちろんそのママ先生は

自分はこどもを育てながら仕事しているのだからまわりが助けて「あたりまえ」

と思っていて、

自分の育児こそが世の中の見本!

とばかりに、園に通うこどもの保護者を批判するようになってきた。


「この子は朝から夕方まであずけられてかわいそう」


「この子のお母さんは子育てしたくないから自分が仕事休みの日でもこどもあずけるんだよね」


「朝ごはん食べさせてこないのって虐待だよね」


「朝から晩までこども預けていいっていうならもっと保育士の数を増やしてください!」

「時間によっては保育士の数足りていなくて違法ですよ!」

「仕事終わって家に帰って夕飯準備してから来てる保護者もいると思います!一斉メールでそれはやめてくださいと配信してください!」


自分の考えが正しいのに

保育園のやり方が悪い!早く保護者に伝えて!

と訴えてきた。


それはできないよ。丁寧に伝えた。

保護者支援とは。

保育園の役割とは。

この保育園の保育理念とは。

それを充分に理解して就職したのでは?


「ちょっと心が疲れたので来週おやすみいただくかもです。」


とそのママ先生は1週間。。。2週間。。。

その後心療内科を受診し、疾病休暇を満了まで取得して退職された。


休みに入るその日のうちにロッカーの私物を全て引き上げていったと他の職員から聞いた。


彼女も育児と仕事の両立で悩んでいたのかもしれない。


攻撃的になる事で、自分を守っていたのかもしれない。


でも相手にも心があるんだよ。

一方だけの思いやりを求められ続けるのはしんどいよ。ショボーン


わが子に見られても、聞かれても恥ずかしくない言動を心がけよう。

かっこいい母ちゃんでいたいおねがい

と自分自身の学びになった。