お読みいただきありがとうございます。こゆびです。
おもしろい実験があります。
幼児の集団にお絵かきをさせるんですが、
Aグループには「上手に描けた子にはごほうびがある」と伝える。
Bグループのこどもたちには事前に何も伝えないが 事後には上手にかけた子にごほうびをあげる。
Cグループには何も伝えないし、ごほうびもない。
一定時間、お絵書きをさせたのち自由時間となるんですが、この時間は何をしても良くて、お絵かきを続けてもOKです。
さて、ABCそれぞれの子供たちの自由時間の過ごし方に差はあったのか、という実験。
あったとすれば、どのような結果だったのか。
結果はB.Cグループに比べて、Aグループの子供たちのお絵かきの時間は少なかったというのです。BとCには差はみられなかったと。
動機づけには内発的動機づけと外発的動機づけがあり、 要は自分の中からわきあがる想いによるのか、人から言われて動くのかなのですが、これはもちろん内発的動機で勉強するほうがいいに決まってますよね。
問題なのは外発的動機づけの中でも前もって報酬が与えられると予告されると、お絵かきのような楽しいものであっても、楽しさを感じにくくなるということ。
外発的に動機づけられると報酬を得ることに目が向けられて課題に対する面白さを感じにくくなる。さらには報酬がなくなれば目的がなくなるので課題をやめてしまう……。
これは知らなかった。衝撃です。
勉強だって本来楽しいもの。
少なくとも次男は中学の初めくらいまでは楽しんでた。
やっちゃってたよ、私。
あれは二年前のこと。↓
私から提案したわけじゃないけど、
次男から言い出したことだけど、あれは良くなかったのね。
それまで勉強に対するごほうびなんて長男長女にも何もあげたことなかったのになぁ。
でも人参ぶら下げたことがあるからといって、次男が勉強しなかったのは全部そのせいだとも思えないのですが。ま、ちょっとした後悔です。