テレビで流れるニュース見てたら思った



僕の言葉なんて


本当に聞こえないような独り言みたいなもんなんだな


きっと聞こえないよな


だって僕以外はどうでもいいことなんだろうな


だって怒りや悲しいことも叫んでるんだけど


僕だって毎日叫んでいるんだけど


やっぱり誰にも気づいてもらえないらしい


僕の叫びはいつも胸の中で渦を巻いて


静かになるのを煙草吹かして待っている




まあそれを繰り返してまだ今も


何もない振りして


人の相談なんて聞いたりして


分かってるふりして


一人前なこと言ったりして


いつも楽しそうだな


なんて言われたりして


いつもありがとうなんて


感謝されちゃったりして


自分のこと笑い話にしたりして


自分をバカなんて言ってヘラヘラしたりして





すごく胸が痛いです


頭からつま先まで


痛いです




僕と同じ人間がテレビの中で


マイクの前で叫んでいる


そのマイクはちゃんとスイッチが入っている


僕のとは違うみたい


僕のマイクは壊れたままです


ずっとずっと


壊れたままです






声にならない言葉は


いつか何も無かったように消えていきます


どこかに空気のように消えてなくなります


僕も忘れてしまいます



でもきっとそれが見えないどこかに貯まっていって


違う形になって現れるのでしょう


巨大な勝つことの出来ないものになって


そいつは破壊しようとするのでしょう



僕の声がなくならないように


ボリュームを上げて


誰かに聞いてもらえるように


僕も壊れたマイクを治さないといけないかな



自信はないけれど


勝てるか分からないけれど


辛いと嘆く自分がいなくなるように


明日が来るのが嫌だなんて思わないように


自分が消えて無くならないように



テレビに映っているあの人みたいに


堂々と胸を張って


マイクのスイッチ入れようかな



そして


僕の存在


証明しようかな



変わろうかな