『ひとみの足跡~世界観ブログ~』第19話両角先生からのギフト | おとづれ庵とぷのブログ (ameblo.jp)
皆さん。こんばんは。
『ひとみの足跡~世界観ブログ』も20話となりました。
50話まで続けることを目標に取り組んでいます。
もっと続くかも。
今日も両角先生のお話。
以前にもお伝えしましたが、両角先生は
聾学校からやってきました。
その先生には私たち健常者に伝えたいことがたくさんあったのだと思います。
私は、水泳の壁は超えました。
泳ぐのが楽しくて。
飛び込み台の上に立ち飛び込み太陽の光と水の輝きを感じるのが大好きでした。
これは良かったことなんですが。
私は身長のはクラスで二番目に大きく
体重は言うまでもなくダントツの一番でした。
ドッチボールやバスケット。
ポートボールバレーなどは得意でしたが
陸上、マット運動が大嫌い。
だから、運動会が大嫌いでした。
体が大きいくせに足は遅い。
かけっこの組み分けは当然一番遅い組。
みんな、体が小さい子ばかりで。
その中にはいっても一番は取れない。
私は小さい子たちと走ることが嫌だった。
私だけ大きく目立つ存在で、しかも遅い。。。。
自分の恥をさらす運動会が大嫌いでした。
そんな運動会の練習の日
暑い日でした。
太陽がギラギラとてりつけて、グランドは土埃が上がっていました。
大嫌いなかけっこの組み分けと走る位置きめ。
当然みんなインコースが良かった。
私もね。
でも、先生が決めた位置は私はアウトコース
インコースはその中でも一番足の速い子ででした。
私は思わず
「ずるいよ~~~●●ちゃん。足速いじゃ~ん。」って
言うか言わないかの内に先生が私に向かって近寄って来て。
何と平手でバシーン!!!
と殴られました。
「仁美はまたそんなこと言ってる!!もう何もしなくていいからそこに立ってろ!!」
って。
私は「はあ?」なんで?
と思いながらもギラギラの日差しの中自分の肌がヒリヒリと音を立てながら
日に焼けていくのを感じながら。
立っていました。
あの時は分からなかった先生の気持ちは
私が母になってからわかることになりました。
息子が小学1年生の時。
残念ながら、息子は私に似てしまった。
その息子の運動会。
当然息子の組み分けも
一番足の遅い子のグループ。
運動会。
息子の番です。
「よーいどん。」
私は一生懸命に走る息子を
一生懸命に応援しました。
結果は。。。。
わかりませんでした。その時は。
なぜかというと。
我が子しか見ていなかったのです。
一生懸命の息子しか見ていなかったのです。
順位など気にせずに一生懸命に走って
私に手を振りました。
両角先生が私に伝えたかったこと。
「人と比べない。」「一生懸命やればいい。」
その時先生の声がきこえたようでした。
私の運動会に父は来たことがありません。
母はなんでもできる人でした。
足がまあまあ速かった?兄のことは自慢のようでした。
何をやってもどんくさい私。
その姿を親に母に見せるのが本当に嫌でした。
私はまた、ダメな子をさらけ出してしまう。
それがいやでした。
でも、息子が教えてくれました。
一生懸命になる素晴らしさを。
息子は長距離も短距離もダメでしたが、
そのことは受け止めながらいつも明るかった。
今もそのことは分かっていますが
一生懸命に努力をして自信を手に入れています。
両角先生の言いたかった事が今になって身に染みます。
感謝の言葉を伝えたくても先生はもう、この世にいません。
心の中で両角先生にやっと感謝の思いを伝えられるようになりました。
殴られたのは痛かったけどね。
きっと先生の手と心はもっと痛かった。
健常者である私に色んな事を伝えてくれました。
「お前は出来るんだ。」と。
今日はここまで
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
また、明日も良かったら読んでみてくださいね。
明日は何を書こうかな![]()
